この記事でわかること
- RR-200CF 13Aを火力/立上り/容量/使い勝手/静音の5軸で評価
- RR-150CF 13A(1.5升)との違い(炊き出し量・回転率・設置性)
- 小〜中規模店舗・仕出し・まとめ炊きに向けた選び方の要点
※本記事はまとめ記事⑤(CF 150/200|業務用1.5〜2升)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ リンナイ CF 150/200おすすめ|業務用1.5〜2升クラスを比較
結論:“2升の主力”。RR-200CF 13Aは回転率と扱いやすさのバランスが良い業務用CF
RR-200CF 13Aは2升クラスの業務用CF(都市ガス13A)。火力と立ち上がりは安定のCF系で、連続運転・まとめ炊きに強い堅牢設計。容量は2升(約20合)で、1.5升からのステップアップに最適。厨房の限られたスペースでも運用しやすく、小〜中規模店舗の“主力”になりやすいバランス機です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | RR-200CF 13A |
| タイプ | 2升(約20合)・業務用CF/都市ガス13A対応 |
| 想定ユーザー | 小〜中規模飲食店・仕出し・社食/回転率と安定性を重視 |
| 主な特徴 | 堅牢なCF設計/安定した火力×立上り/まとめ炊きに適した2升容量 |
| 参考価格(執筆時点) | 約6.2万円(※時期・店舗により変動します) |
出典:リンナイ 公式商品情報(RR-200CF)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 火力:2升をムラなく炊き上げる安定感
- CF系バーナーで蓄熱と対流が安定。量を張っても芯残りが起きにくい炊き上がり。
- 連続炊飯でも火力ダレが少なく、ピーク帯の回転を崩しにくい設計です。
② 立上り:待ち時間を短縮しやすい“標準的な速さ”
- CFの特性上、立ち上がりは安定して速い部類。仕込み前のファーストバッチもテンポが良い。
- 極端な時短特化機ではないものの、日常運用のリズムに合いやすいバランス。
③ 容量:2升は“昼ピーク+α”を一気に賄える
- 2升(約20合)で、1.5升よりも余力が増しロスが出にくい体感。まとめ炊き→保温・小分けの流れが効率的。
- 3升機より設置負担が少なく、スペースと生産量の折り合いをつけやすいサイズです。
④ 使い勝手:メンテ性重視のシンプル構造
- シンプルな操作系で新人でも扱いやすい。部材点数が少なく、洗浄・乾燥の手間が軽いのが利点。
- 堅牢な外装で厨房のヘビー使用に耐え、消耗を抑えやすい印象。
⑤ 静音:業務用水準での許容範囲
- 燃焼音は業務用相応。接客近接のカウンター運用では配置配慮が必要ですが、バックヤードなら気になりにくい。
- 水平設置とクリアランス確保で、振動・共振を抑制できます。
注意・割り切りポイント
- 保温・運用まわりはシンプル。多機能制御よりも耐久と回転重視の現場に向く。
- 極端な時短最優先なら、立上りを高めた上位系の検討も(→ S300G2まとめ)。
比較:RR-150CF 13Aとどっちを選ぶ?
| 項目 | RR-150CF 13A(1.5升) | RR-200CF 13A(2升) |
|---|---|---|
| 位置づけ | 小容量の業務用CF | 中容量の業務用CF |
| 炊飯回転 | 少量多回し | ピークを一気に賄う |
| 設置性 | 省スペースで置きやすい | 省スペース寄りだが余力大 |
| 参考価格 | 約5.5万円 | 約6.2万円 |
| 向く現場 | 客数変動が大きく廃棄を最小化したい | 昼ピークが読める小〜中規模店 |
口コミの傾向
「2升で余裕ができ、ピーク時の回転が安定」
「構造がシンプルで洗いやすい・壊れにくい印象」
「燃焼音は業務用相応。接客近くでは配置に配慮が必要」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:小〜中規模店舗/ピークの一括炊飯で回転率を上げたい/シンプル構造で手入れを軽くしたい
- 向かない人:極力静音や時短最優先(→ S300G2まとめ)/さらに大量炊飯したい(→ CF/C 300まとめ)


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