この記事でわかること
- ET-104を味わい/速さ/手入れ/多機能/静音の5軸で評価
- ET-12N(12カップ)/ET-102(5カップ)との違い(抽出安定・抽出時間・取り回し)
- 「12カップ×短時間」重視の家庭・小規模オフィスに向けた選び方の要点
※本記事はまとめ記事②(家庭用・5〜12カップ/ミル一体)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ カリタ 家庭用コーヒーメーカーおすすめ|5〜12カップの定番・浄水・ミル一体を徹底比較
結論:“短時間×安定”。ET-104は三つ穴思想を活かし、12カップをムラなく仕上げる
ET-104は12カップ対応の家庭用コーヒーメーカー。三つ穴ドリップの思想に、形状記憶合金を用いた新機構を組み合わせることで、沸き上がり〜抽出の安定化と短時間の仕上がりを両立。小規模オフィスや来客対応の家庭で、“おいしいところだけ”を効率よく落とす実用機です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | ET-104 |
| タイプ | 家庭用・12カップ(三つ穴ドリップ・ペーパーフィルター104対応) |
| 想定ユーザー | 自宅〜小規模オフィス/来客が多い家庭/12杯を短時間で淹れたい人 |
| 主な特徴 | 形状記憶合金の抽出安定機構/ムラを抑える湯流設計/扱いやすいシンプル構成 |
| 参考価格(執筆時点) | 約6.2万円(※時期・店舗により変動します) |
出典:カリタ 商品情報(構造・対応フィルター)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 味わい:三つ穴+新機構で“おいしいところだけ”を抽出
- 形状記憶合金の機構が湯流を安定させ、過抽出を抑えたクリアな味に寄せやすい。12カップでも雑味が出にくい印象。
- カリタの三つ穴ドリッパー思想と相性が良く、ペーパー104で湯抜けがよく再現性が高い。
② 速さ:12カップでも“待たせない”短時間抽出
- 立ち上がり〜注湯が俊敏で、来客時の連続提供にも対応しやすい。
- 濃度の安定とスピードを両立し、小規模オフィスのコーヒーブレイクにちょうどよいテンポ。
③ 手入れ:シンプル構成で毎日の洗浄が容易
- ファンネル/ポット/フィルター受けの動線が単純で、分解洗いも迷わない。
- 消耗品はペーパー104で入手しやすく、交換の手間を抑えられる。
④ 多機能:必要十分。味安定に直結する機構を重視
- 派手な付加機能は控えめだが、抽出安定化の中核機構にリソースを振っているのが魅力。
- 残量や運用の見通しが立てやすいシンプル操作で、家庭〜小規模事務所で扱いやすい。
⑤ 静音:家庭環境での使用に馴染む“落ち着き”
- 抽出動作音は控えめ。リビング接地でも会話を妨げにくい。
- 設置は放熱スペース確保でさらに静かに感じられる。
注意・割り切りポイント
- 浄水カートリッジやミル内蔵といった拡張は非搭載。EX-102N(浄水・蒸らし)/MD-102N(ミル一体)も比較候補。
- 設置は水平出しとポット位置の確認が重要。抽出の安定に直結するため初回に調整しておきたい。
比較:ET-12N/ET-102とどっちを選ぶ?
| 項目 | ET-12N(12カップ) | ET-102(5カップ) | ET-104(12カップ) |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | コンパクト筐体で短時間抽出 | 入門の定番5カップ | 新機構で安定×短時間のバランス型 |
| 向く人 | 省スペース・12杯を手早く | 一度に少量/価格重視 | 来客多め・安定した味を量産 |
| 価格感 | 約7.7万円 | 約0.9万円 | 約6.2万円 |
口コミの傾向
「抽出が安定していて味がブレにくい」
「12杯でも思ったより早い」
「洗う部品が少なく毎日続けやすい」
「浄水やミルがないのは割り切りが必要」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。


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