この記事でわかること
- カリタの業務用ドリップ(KW/KDM)とET上位の違いと選び方
- 比較軸:味わい/速さ/手入れ/多機能/静音の5項目
- 用途別おすすめ:繁忙帯の大量抽出/可変運用/ポット直抽出
- あわせて読む:家庭用(5〜12カップ・ミル一体) → 家庭用まとめ
失敗しない選び方(要点)
| 観点 | 見るポイント | 理由 |
|---|---|---|
| 味わい | 浄水・蒸らし・ドリッパー適合(立ロシ/102ロシ) | 粉の膨らみと抽出層を安定させ、風味を引き出す |
| 速さ | 杯数/時・立ち上がり・貯湯式の有無 | 繁忙帯の回転と提供待ち時間に直結 |
| 手入れ | ファンネル点数・ポット洗浄性・分解容易性 | 日々の衛生管理コストを左右 |
| 多機能 | 可変抽出・インジケーター・直抽出対応 | 段取り効率やスタッフ運用の柔軟性が上がる |
| 静音 | ボイラー動作音・ポンプ音・ファン駆動 | 客席近接やオフィス設置での快適性に関与 |
主要モデル比較(業務用・大容量/高速ドリップ)
モデル名をクリックすると詳細レビューへ。
| モデル | 構成 | 主要特徴 | 強み | 参考価格(執筆時点) |
|---|---|---|---|---|
| KW-25S | 15カップ・手注ぎ式対応 | 130杯/時クラスの高出力。立ロシ27cm対応。 | 繁忙帯の大量抽出に強い定番。 | 約10.5万円 |
| KW-17 | 1〜15カップ可変 | 2.5L級運用の中核。立ロシ27cm・102ロシ適合。 | 無駄なく抽出、100杯/時の実力。 | 約19.8万円 |
| KDM-27 | 15カップ・ファンネル付属 | 立ロシ27cm&1.8L、段取り良く100杯/時。 | 業務導入を手早く実現。 | 約13.8万円 |
| ET-450N | ポット直抽出(2.5L) | SY-AJ25にダイレクト、約60杯/時の上位。 | 沸き上がり短縮で回転良好。 | 約11.0万円 |
| ET-350 | ポット直抽出(2.5L) | CP-25直抽出・残量インジケーター。 | 約60杯/時の定番業務機。 | 約8.8万円 |
| ET-250 | 12カップ・貯湯式 | リザーバー加熱で立ち上がりが速い。 | カウンターに置きやすい筐体。 | 約7.0万円 |
出典:カリタ 公式商品情報(各モデルの仕様)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
モデル別 徹底解説
評価の算出根拠:メーカー公表データ(杯数/時・抽出方式)と設計要素、主要ECレビュー傾向を基準に5軸で比較。
KW-25S:130杯/時クラス、繁忙帯に強い手注ぎ式
- 向く人:ピーク時に130杯/時の回転を確保したい店舗・オフィス
- 参考価格(執筆時点):約10.5万円
- 詳細レビュー:詳細レビュー(KW-25S)
KW-17:1〜15カップ可変、無駄なく100杯/時
- 向く人:時間帯や杯数の波が大きく、ロスなく可変運用したい現場
- 参考価格(執筆時点):約19.8万円
- 詳細レビュー:詳細レビュー(KW-17)
KDM-27:立ロシ27cm&1.8L、段取り良く100杯/時
- 向く人:導入工数を抑えつつ、100杯/時で回す中規模店舗
- 参考価格(執筆時点):約13.8万円
- 詳細レビュー:詳細レビュー(KDM-27)
ET-450N:2.5Lポット直抽出、約60杯/時の上位機
- 向く人:ポット直抽出で段取り短縮、会議・セルフ提供の回転を重視
- 参考価格(執筆時点):約11.0万円
- 詳細レビュー:詳細レビュー(ET-450N)
ET-350:2.5Lポット対応の定番業務機、約60杯/時
- 向く人:会議室・売場の常設ポット運用で残量把握と回転を両立したい
- 参考価格(執筆時点):約8.8万円
- 詳細レビュー:詳細レビュー(ET-350)
ET-250:貯湯式で立ち上がりが速い、12カップ
- 向く人:出社直後の立ち上げを短縮したい小規模オフィス・カウンター
- 参考価格(執筆時点):約7.0万円
- 詳細レビュー:詳細レビュー(ET-250)
用途別の選び方(早見)
| 用途 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 繁忙帯の大量抽出・最速回転 | KW-25S | 速さ5。130杯/時クラスでピーク対応に強い。 |
| 杯数変動が大きい現場で無駄なく運用 | KW-17 | 1〜15カップ可変でロスを抑え、味わいも高水準。 |
| 初導入をスムーズに進めたい | KDM-27 | ファンネル付属で段取り良好、100杯/時に対応。 |
| ポット直抽出で提供動線を短縮 | ET-450N/ET-350 | 2.5Lポット直抽出。会議・セルフ提供に最適。 |
| 設置性と立ち上がりの速さ重視 | ET-250 | 貯湯式で立ち上がりが速く、カウンターに置きやすい。 |
よくある質問
| 質問 | 答え |
|---|---|
| 大量抽出で最速のモデルは? | KW-25Sが目安130杯/時クラス、KW-17やKDM-27は約100杯/時に対応します。 |
| 立ロシと102ロシの違いは? | サイズと形状が異なり、KW-17は立ロシ27cm/102ロシの双方に適合します。 |
| ポット直抽出のメリットは? | ET-450N/ET-350のように2.5Lポットへ直接抽出でき、提供動線と保温管理が簡潔になります。 |
| 静音で選ぶなら? | 業務用ボイラーは動作音があるため静音は3が標準。客席近接ならET系の直抽出運用が無難です。 |
【独断と偏見】推し3選(業務用・高速ドリップ)
🏆 可変の王道:KW-17
1〜15カップ可変でロス低減。繁忙と閑散の両立。
🥇 ピーク最速:KW-25S
130杯/時クラス。繁忙帯の安定した回転を確保。
🎖 動線短縮:ET-450N
2.5Lポット直抽出。配膳と保温をスマートに。


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