[レビュー]カリタ KW-25S|130杯/時クラスのパワーで繁忙帯に強い手注ぎ式

この記事にはプロモーションが含まれています



この記事でわかること

  • KW-25S味わい/速さ/手入れ/多機能/静音の5軸で評価
  • 同帯のKW-17KDM-27との違い(出力・回転・段取り)
  • “繁忙帯の大量抽出”に強い運用設計と導入時のチェックポイント

※本記事はまとめ記事①(業務用・大容量|オフィス/店舗向け高速ドリップ)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ カリタ 業務用コーヒーメーカーおすすめ|大量抽出・高速ドリップの選び方と人気機種比較

結論:回転が求められる時間帯に“強い”。KW-25Sは130杯/時クラスでロスなく回せる

KW-25S15カップ用・高出力の手注ぎ式130杯/時クラスのスピードと、立ロシ27cm対応の段取り効率で、オフィスや店舗のピーク帯に強い業務定番です。味わい5×速さ5のバランスで、抽出精度と回転力の両立を狙う現場に適します。

仕様と価格(要点)

主要仕様と参考価格(執筆時点)
項目 内容
型番 KW-25S
タイプ 業務用・手注ぎ式/15カップ(立ロシ27cm対応)
想定シーン オフィス・店舗の繁忙帯/会議・モーニングラッシュの大量抽出
主な特徴 約130杯/時クラスの高速ドリップ/大容量ロシで段取り良く安定抽出
参考価格(執筆時点) 約10.5万円

出典:カリタ 主要仕様の公表情報・主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。

購入・価格チェック

KW-25S 評価(味わい5/速さ5/手入れ3/多機能2/静音3) 味わい 速さ 手入れ 多機能 静音

評価の算出根拠:メーカー公表の仕様(抽出量・運用設計)と主要ECレビュー傾向を基準に5軸で比較。

実用レビュー

① 味わい:大きめロシで“湯路”が安定、ハンドに寄せやすい

  • 立ロシ27cmで粉層が厚く取りやすく、湯の浸透が安定。ピーク時でもブレを抑えやすい。
  • 手注ぎ式ゆえに自由度が高く、豆・焙煎の個性を活かした設定が可能。

② 速さ:130杯/時クラスの出力で“回す”現場に強い

  • 15カップ運用での回転に余力。会議前やモーニング帯の連投でもテンポ良く回せる。
  • 抽出〜次段取りの切り替えがスムーズで、提供の待ち時間を短縮

③ 手入れ:業務用標準の点数で、洗浄は“週次の仕込み”と併用が現実的

  • ロシ・ポット・ファンネルの洗浄は日次、湯垢ケアは週間でルーチン化がしやすい。
  • 点数はシンプル寄りだが、抽出量に応じた清掃頻度の見直しが品質安定の鍵。

④ 多機能:機構は割り切り、導入と教育コストが低い

  • 特殊機能を足さず、段取りと再現性に集中できる設計。新人教育が短時間で済む。
  • 可変抽出やインジケーター類が必要なら、KW-17も検討余地。

⑤ 静音:業務フロアで“気になりにくい”動作音

  • ボイラー駆動音は業務用相応。会話や接客の妨げになりにくいバランス。
  • 設置は放熱クリアランスを確保。熱溜まり回避で静粛・安定を維持。
注意・割り切りポイント

  • 自動化は最小限。ピッチャーワークや抽出手順の標準化が前提。
  • 卓上スペースはロシ径+ポット動線を考慮。ピーク時に詰まらない配置設計が必要。

比較:KW-17/KDM-27とどっちを選ぶ?

項目 KW-17 KDM-27 KW-25S
位置づけ 1〜15カップ可変の汎用性 段取り重視の100杯/時級 130杯/時クラスの高速定番
向く業態 杯数の波が大きい現場 連続抽出と導入のしやすさ ピーク帯の大量抽出・回転力最優先
価格感 約19.8万円 約13.8万円 約10.5万円

口コミの傾向

「朝のピークも待たせないスピード」

「味の再現性が高くロスが減った」

「メンテは想定内、洗浄ルーチンで安定」

「自動化機能がもっとあるとなお良い」

※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。

まとめ:向く人/向かない人

  • 向く人:オフィス・店舗の繁忙帯対応/130杯/時級の回転が必要/手順標準化で品質を揃えたい
  • 向かない人:自動化・多機能を優先(→ KW-17)/より導入を手早く(→ KDM-27

コメント