この記事でわかること
- KW-17を味わい/速さ/手入れ/多機能/静音の5軸で評価
- KW-25S(130杯/時クラス)/KDM-27(段取り良い100杯/時)との違い(出力・可変性・運用のしやすさ)
- 「1〜15カップの可変運用」×「回転重視」で無駄なく抽出したい店舗・オフィスに向けた選び方の要点
※本記事はまとめ記事①(業務用・大容量|オフィス/店舗向け高速ドリップ)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ カリタ 業務用コーヒーメーカーおすすめ|大量抽出・高速ドリップの選び方と人気機種比較
結論:“可変でムダなく速い”。KW-17は1〜15カップの現場で回転と味を両立
KW-17は1〜15カップ可変・約100杯/時の業務用ドリップ。立ロシ27cm/102ロシ対応で、ピーク帯は大きく、アイドル帯は小さくと柔軟に運用できます。味わいは三つ穴思想を活かした安定感、速さは高出力ボイラーで即応。2.5L級の運用を中核に、無駄出しを避けたいカフェやオフィスで使い勝手が光ります。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | KW-17 |
| タイプ | 業務用コーヒーメーカー(1〜15カップ可変/約100杯/時) |
| ろ紙対応 | 立ロシ27cm/102ロシ(用途に応じて使い分け) |
| 想定シーン | カフェ・ベーカリー・オフィス/ピーク帯とアイドル帯が混在する現場 |
| 主な特徴 | 高出力で速い抽出/可変運用で無駄を削減/2.5L級運用の中核 |
| 参考価格(執筆時点) | 約19.8万円 |
出典:カリタ 公式商品情報/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 味わい:三つ穴思想の濾過で“厚みとキレ”を両立
- 立ロシ27cmで厚めの層を作り、ピーク帯もコクを落としにくい抽出が可能。
- 102ロシ対応により、少量抽出でもキレのある味を狙いやすく、時間帯で味のブレを抑えやすい。
② 速さ:高出力×即応。約100杯/時で回転が途切れない
- 沸き上がり〜抽出のレスポンスが速く、注文の波に追従しやすい出力設計。
- 2.5L級の運用を中核に、補充→抽出→提供のサイクルが組みやすい。
③ 手入れ:業務前後のルーティンで清潔維持がしやすい
- ファンネルやポットは点数を抑えた構成で、分解・洗浄・乾燥の所要時間を読みやすい。
- 抽出口周りは拭き上げしやすい形状。一方で、粉量が多い日はカス残りの確認を習慣化したい。
④ 多機能:可変運用が“最大の機能”。省ロスと味の安定に効く
- 1〜15カップ可変で、売れ行きに合わせて過抽出・過量を回避しやすい。
- インジケーターや過度な付加機能に頼らず、現場の段取りで回す運用思想。
⑤ 静音:業務用相応。客席近接でも扱える“実用レベル”
- ボイラー作動音は中程度。喫茶スペース近接でもBGM下で気になりにくい。
- 設置は放熱クリアランス確保で静音寄りに安定。
注意・割り切りポイント
- 初期費用は高め。ただし廃棄ロス削減(少量可変)で回収しやすい現場に向く。
- 多機能表示は最小限。操作はシンプルで、段取り設計ができる現場に最適。
比較:KW-25S/KDM-27とどっちを選ぶ?
| 項目 | KW-25S | KDM-27 | KW-17 |
|---|---|---|---|
| 杯数/時 | 約130杯/時 | 約100杯/時 | 約100杯/時 |
| 運用の要点 | 繁忙特化・手注ぎ式の定番 | 1.8L×立ロシ27cmで段取り良し | 1〜15杯可変で無駄なく抽出 |
| 味わい傾向 | 力強い抽出で厚み | 安定抽出でバランス | 少量〜大容量で味のブレを抑える |
| 価格感 | 約10.5万円 | 約13.8万円 | 約19.8万円 |
| 向く現場 | 回転最優先の繁忙店 | 段取り重視の導入期 | 時間帯で需要が大きく変動 |
口コミの傾向
「ピーク帯の回転が上がった」
「少量抽出でも味が安定する」
「清掃点数が少なく締め作業が楽」
「価格が高め」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。


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