この記事でわかること
  - STUDIO 625Cを低音域/解像度/広がり/駆動性/設置性の5軸で評価
- STAGE 245C/STAGE A125Cとの違い(明瞭度・サイズ・シリーズ連携)
- AV中心のSTUDIO 6構築で、セリフの明瞭度とトーン統一を重視する人向けの選び方
    ※本記事はまとめ記事⑤(Studio 6|ホーム)の特化レビューです。全体比較は下記から。
    → JBL Studio 6シリーズ徹底比較|620/630/680/698/625C/660P
  
結論:“声の通り”を要に。STUDIO 625CはStudio 6のトーンで、会話の聞き取りを底上げする
STUDIO 625CはStudio 6シリーズ純正のセンタースピーカー。コンプレッションドライバー×ホーンの明瞭な中高域と、デュアルウーファーの量感で、セリフの子音〜母音の輪郭をしっかり提示。STUDIO 630/620/680/698とトーンを合わせやすく、5.1chの“要”として導入価値が高い一台です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| 型番 | STUDIO 625C | 
| タイプ | センタースピーカー(Studio 6シリーズ/ホーンツイーター+デュアルウーファー) | 
| 想定ユーザー | AV中心のリビング〜シアター構築/セリフ明瞭度とシリーズのトーン統一を重視 | 
| 主な特徴 | ホーンの指向制御で明瞭度を確保/デュアルウーファーで厚みを補強/同シリーズと音色マッチ | 
| 参考価格(執筆時点) | 約7.7万円(参考価格) | 
出典:JBL 公式商品情報(STUDIO 625C|構成・寸法)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 低音域:センターとして過不足ない厚み
- デュアルウーファーで声の体積感をしっかり確保。セリフが細くならず、STUDIO 660Pと連携するとLFE〜中低域のつながりが自然。
- 低域の“量で押す”よりも、中域の可聴帯を明瞭に支える設計。センター単体でもバランス良好。
② 解像度:子音のエッジが立つホーンの明瞭度
- コンプレッションドライバー×ホーンで、子音の立ち上がりが速い。小音量時でも台詞の輪郭が崩れにくい。
- Studio 6の他chと組むと、音色の統一感でBGMと台詞の分離が良くなる。
③ 広がり:指向制御で“画面中央の定位”をキープ
- ホーンの指向制御により、座席左右での聞こえ差を抑えやすい。TV下設置でも中央定位が安定。
- テレビ台やラックに収めても、音像が滲みにくいのが美点。
④ 駆動性:現実的なアンプで鳴らしやすい
- AVアンプの標準クラスで十分に駆動可能。音量可変での表情も素直。
- クロス設定はフロントのサイズに合わせて調整すると違和感が出にくい。
⑤ 設置性:ラック内〜TV下の現実解
- 横長・低背の筐体でTV下に収めやすい。バッフル面を前面に合わせると音の回折を抑えやすい。
- 天面に物を置かない、前面を塞がないなど基本のセッティングで明瞭度がより活きる。
  注意・割り切りポイント
- 単体で低域を増やしすぎると台詞の明瞭感が後退。中低域はフロントやサブと役割分担が前提。
- サイズに余裕がないテレビ台では側面クリアランスを確保。反射・籠もり対策が効果的。
比較:同帯JBLの選び分け+もっと詳しく
| 項目 | STAGE 245C | STAGE A125C | STUDIO 625C | 
|---|---|---|---|
| 位置づけ | STAGE上位センター | STAGE入門センター | Studio 6純正センター | 
| 強み | 導入しやすいサイズと価格 | 価格重視の入門 | ホーンの明瞭度/シリーズで音色統一 | 
| 向く人 | コスパ重視で5.1chを構築 | まずは入門で試したい | Studio 6でAV最適解を狙う | 
| 価格感 | 約5.5万円 | 約1.9万円 | 約7.7万円 | 
口コミの傾向
 
「セリフがはっきり聞こえるようになった」
 
「シリーズで音色が合い、包囲感が自然」
 
「小音量でも会話が聴き取りやすい」
 
「テレビ台によっては設置スペースがシビア」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:Studio 6で5.1chを構築/会話の明瞭度を最優先/フロントとのトーン統一を重視
- 向かない人:最小コストを最優先(→ STAGE A125C)/センターを置けない環境(→ フロントの配置調整やサブ連携を優先)
 
  
  
  
  


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