この記事でわかること
  - STAGE 245Cを低音域/解像度/広がり/駆動性/設置性の5軸で評価
- Stage A(ブック/センター/サブまとめ)におけるA125C・240B/250B・200Pとの役割分担
- 2ch拡張〜5.1chでの導入手順と聞き取りやすいセリフを実現する設置の要点
    ※本記事はまとめ記事⑦(Stage A|ブック/センター/サブ)の特化レビューです。全体比較は下記から。
    → JBL Stage Aブック/センター/サブおすすめ|2ch&AVの土台を作る
  
結論:“声の芯”を作るセンター。STAGE 245Cはサイズと明瞭さのバランスでAVの土台を強化する
JBL STAGE 245Cはセンタースピーカー。適度な筐体サイズで設置しやすく、声の明瞭さ・定位の安定を確保。STAGE 240B/250Bのフロントと繋げるとトーンが揃い、STAGE 200Pのサブ追加で薄い音量でもセリフの土台が崩れにくくなります。初めてのサラウンド構築でも着実に効果が出る“要”の一本です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| 型番 | JBL STAGE 245C | 
| タイプ | センタースピーカー(横置き/デュアルウーファー+ツイーター) | 
| 想定ユーザー | テレビのセリフを明瞭にしたい/サウンドバーからのステップアップ/リビング設置を優先 | 
| 主な特徴 | 中域の押し出しと定位の安定/設置しやすい筐体幅/シリーズ内でトーン統一が容易 | 
| 参考価格(執筆時点) | 約5.5万円(参考価格) | 
出典:JBL 商品情報(基本仕様)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 低音域:サイズ相応の量感。サブ連携で“下支え”を拡張
- 単体では声の厚みを補う低域が中心。映画の衝撃音はSTAGE 200Pを併用すると破綻なく底上げ。
- フロントがSTAGE 250Bならバランス良好。245Cの量感は過不足なく、中域の見通しを保ちます。
② 解像度:セリフの輪郭を保ちつつ“刺さらない”質感
- 人声の明瞭さが取り柄。子音の抜けが良く、BGMが乗ってもセリフが埋もれにくい。
- 過度に鋭くならず、長時間視聴でも疲れにくいトーンにまとまります。
③ 広がり:画面幅に沿った定位で映像と自然に結びつく
- 等距離・適切な仰角で画面中央に音像を固定。テレビ台内でも前縁を揃えると拡散が安定。
- 左右フロントとツイーター高さを近づけると一体感が向上します。
④ 駆動性:一般的なAVアンプで余裕。音量小さめでも聞き取りやすい
- 能率・インピーダンスは扱いやすく、ミドルクラスAVアンプで十分にドライブ可能。
- 夜間の小音量でもセリフが崩れにくく、自動音場補正との相性も良好。
⑤ 設置性:幅・高さともにリビング向け。台内設置は“前出し”が効く
- テレビ台の棚に収まりやすい現実的サイズ。ただし前面は前縁寄せで反射を抑えるのがコツ。
- 上面に数センチの逃げを確保するとこもりが少なく、明瞭度が上がります。
  注意・割り切りポイント
- 単体で重低域は稼げない。映画の迫力を求めるならSTAGE 200P(サブ)併用が近道。
- 台内設置で奥まる配置は高域が曇りやすい。前面を揃え、手前に少し出すのが基本。
比較(同帯JBL)|A125Cとどっち? 240B/250Bとの組み合わせ
| 項目 | STAGE A125C | STAGE 240B/250B | STAGE 245C | 
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 価格重視のセンター | フロントL/R(小型〜余裕型) | バランス重視のセンター | 
| 強み | 導入コストを抑えられる | トーンの土台を形成 | 明瞭さと設置性の両立 | 
| 組み合わせ | 最小構成に | 245Cとトーンを合わせやすい | 240B/250B+200Pで完成度UP | 
| 価格感 | 約1.9万円 | 約4.0〜5.5万円 | 約5.5万円 | 
口コミの傾向
 
「セリフがはっきり聞こえるようになった」
 
「リビングのテレビ台に収めやすいサイズ」
 
「シリーズで揃えると音の繋がりが良い」
 
「単体では低音の迫力は控えめ」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:セリフ明瞭度を最優先/リビング設置でサイズを抑えたい/シリーズで揃えて音色を統一したい
- 向かない人:単体で映画級の迫力を求める(→ STAGE 200P併用)/最小コストを最優先(→ A125C)
 
  
  
  
  


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