この記事でわかること
  - STUDIO 698を低音域/解像度/広がり/駆動性/設置性の5軸で評価
- STUDIO 680/STUDIO 630との違い(量感・音場スケール・設置の難易度)
- リビング〜シアター兼用で“余裕のフロア型”を求める人の選び方
    ※本記事はまとめ記事⑤(Studio 6シリーズ)の特化レビューです。全体比較は下記から。
    → JBL Studio 6シリーズ徹底比較|620/630/680/698/625C/660P
  
結論:“余裕のスケール”。STUDIO 698は量感・明瞭・包囲感を高水準で両立するオールラウンダー
JBL STUDIO 698はStudio 6シリーズ最上位のフロア型。デュアルウーファーが生む厚い低域と包囲感、ホーンツイーターの明瞭さで、映画・音楽ともに余力のある再生を実現。広めのリビング〜シアターの“1本で仕上がる主柱”として完成度が高いです。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| 型番 | JBL STUDIO 698 | 
| タイプ | フロア型・上位3ウェイ相当(デュアルウーファー/ホーンツイーター) | 
| 想定ユーザー | 映画+音楽の両立/広めのリビング〜専用シアター/“包囲する量感”重視 | 
| 主な特徴 | 強力な低域の押し出し/明瞭なセリフ再現/大音量でも崩れにくいスケール | 
| 参考価格(執筆時点) | 約15.4万円(参考価格) | 
出典:JBL 商品情報(Studio 6シリーズ構成)/主要ECの商品掲載情報(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 低音域:デュアルウーファーの量感と沈み込み
- 大口径デュアルの恩恵で映画の爆発音・BGMのベースまで余裕たっぷり。音量を上げても歪み感が出にくい。
- 床の共振を抑えるためインシュレーター調整/設置面の剛性確認が効果的。
② 解像度:ホーンの明瞭さでディテールが立つ
- セリフや金物のアタックがクッキリ。音数の多いロックでも分離が保たれる。
- 上流の質に敏感。DAC/AVアンプの音質差を素直に反映するタイプ。
③ 広がり:スクリーンサイズを超える包囲感
- 縦横に音場が大きく展開。2chでもセンターの像が安定し、AVでは前段3本の繋がりが自然。
- STUDIO 625C/STUDIO 660Pとの連携でシアターの没入感を底上げ。
④ 駆動性:余裕あるアンプ出力で本領発揮
- 能率は悪くないが、スケールを引き出すには余力のあるAVアンプ/プリメインが望ましい。
- 低音量でも輪郭は保たれるが、中音量以上で空間の充足感がグッと増す。
⑤ 設置性:フロア型ゆえの“スペース設計”がカギ
- 左右の間隔・壁からの距離で低域の出方が変化。まずは背面30cm前後の逃げ+内振りで基準作り。
- 子ども・ペット環境では前面グリル装着で安心感を確保。
  注意・割り切りポイント
- 設置面積と重量は相応。搬入経路・設置スペースを事前に要確認。
- 低域が出すぎる部屋では設置の追い込み(距離・ toe-in ・インシュレーター)で最適化を。
比較:STUDIO 680/630とどっちを選ぶ?
| 項目 | STUDIO 680 | STUDIO 630 | STUDIO 698 | 
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 標準フロア型 | 厚みあるブックシェルフ | シリーズ最上位フロア | 
| 向く人 | 標準間取りで万能バランス | 省スペースと解像の両立 | 大きめ空間で量感×包囲感を最大化 | 
| 参考価格 | 約22.0万円 | 約13.2万円 | 約15.4万円 | 
口コミの傾向
 
「映画も音楽もスケールが大きく、低域の余裕が段違い」
 
「セリフが明瞭で小音量時も聞き取りやすい」
 
「置き方を詰めると音場が一気に広がる」
 
「大きさと重量がネック。設置の自由度は低め」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:広めのリビング〜シアター/映画+音楽を1本で両立/量感と包囲感を最優先
- 向かない人:省スペース最優先(→ STUDIO 630)/軽快バランス志向(→ STUDIO 680)
 
  
  
  
  


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