この記事でわかること
- RR-300CF LPを火力/立上り/容量/使い勝手/静音の5軸で評価
- RR-300C LP(同容量のC系)/RR-300CF-B 13A(派生-B)との違い(堅牢性・運用性・価格感)
- 小〜中規模厨房の主力炊飯に向けた選び方の要点
※本記事はまとめ記事⑥(CF/C 300系|3升)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ リンナイ CF/C 300系おすすめ|業務用3升の売れ筋を一気見
結論:“3升の定番”。RR-300CF LPは堅牢×安定火力で、日々の連続炊飯に強い
RR-300CF LPは3升・CF系の業務用。安定した火力と耐久性を両立し、昼ピークの連続運転でもムラが出にくいのが持ち味。仕出し・食堂・小規模店の主力釜として扱いやすく、価格と性能のバランスで選びやすい定番モデルです。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | RR-300CF LP |
| タイプ | 3升・業務用ガス炊飯器(CF系)/LPガス対応 |
| 想定ユーザー | 小〜中規模店舗・仕出し/昼ピークの連続炊飯がある厨房 |
| 主な特徴 | 堅牢なCF構造/安定した立上り/扱いやすい実務設計 |
| 参考価格(執筆時点) | 約9.2万円 |
出典:主要ECの価格帯・商品ページ(仕様と価格のレンジ確認)。実売は時期・店舗で変動。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 火力:大釜でも芯までふっくら。連続炊飯でブレにくい
- CF系の安定火力で3升でも対流が入りやすく、まとめ炊きでも粒立ちが揃う。
- ピーク時の連続炊飯でも火力ダレが少なく、炊き上がりの再現性が高いのが実務向き。
② 立上り:業務用らしい手際の良さ
- 点火〜沸騰までの流れが安定。立上り重視機ほどではないが、日々の定常運転に十分速い。
- 前炊きの余熱が残る現場では回転率を落としにくいのもメリット。
③ 容量:3升で“昼ピーク1回転+追い炊き”に丁度良い
- 3升の主力容量。ランチタイムの1回転分+αを確保しやすく、仕出し・食堂規模に合う。
- 複数台運用でも一台あたりの容量が扱いやすく、段取りが組みやすい。
④ 使い勝手:シンプル操作で現場が回る
- 操作は直感的で習熟が早い。属人化を避けたい現場に向く。
- 手入れ部位が把握しやすく、清掃ルーティンに組み込みやすい。
⑤ 静音:厨房前提の許容音。客席近接は配置配慮を
- 稼働音は業務用相応。客席近接の場合は離隔・遮音で配慮すると良い。
- 床置きの共振を避けるため、安定した台・据付が望ましい。
注意・割り切りポイント
- ガス種はLP固定。都市ガス13Aと取り違えないよう発注時に再確認。
- 排熱・可燃物の離隔と換気を確保。周囲温度が高い厨房では熱だまりに注意。
- ピーク連続運転は釜のケア(洗浄・乾燥)を挟むと品質安定に寄与。
比較:RR-300C LP/RR-300CF-B 13Aとどっちを選ぶ?
| 項目 | RR-300C LP(3升) | RR-300CF-B 13A(3升) | RR-300CF LP(3升) |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | シンプル&価格重視 | CFの派生(-B)で運用性配慮 | CFの定番。堅牢×安定 |
| 向く現場 | 初期費用を抑えたい | オペ効率・運用性重視 | 連続炊飯が多い定常運転 |
| 価格感 | 約7.6万円 | 約9.2万円 | 約9.2万円 |
口コミの傾向
「3升でもムラが少なく安定している」
「シンプルで使い回しやすい」
「連続炊飯でも再現性が高い」
「客席近くでは稼働音が気になる」
※主要ECレビューを横断要約(個別の投稿は直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:小〜中規模店舗/連続炊飯が日常/価格と耐久のバランスを重視
- 向かない人:初期費用最優先(→ RR-300C LP)/さらに回転率重視(→ S300G2まとめ)


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