[レビュー]BenQ MW855UST+|超短焦点USTで教室常設に強い

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この記事でわかること

※本記事はまとめ記事②(短焦点・超短焦点)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ BenQ 短焦点・超短焦点プロジェクターおすすめ|狭小空間で大画面を実現

結論:“壁際で完結”。MW855UST+は影が出にくく、教室常設の運用負荷を下げる

MW855UST+超短焦点(UST)×WXGAの教育・会議向けプロジェクター。壁から数十センチで100インチ級が狙え、登壇者の影が出にくいのが最大の利点。明るさは実用十分、静音は標準的、低遅延はゲーム用途非推奨というバランス。黒板上の常設/演台近接の運用で使いやすさを実感できます。

仕様と価格(要点)

主要仕様と参考価格(執筆時点)
項目 内容
型番 MW855UST+
タイプ 超短焦点UST・WXGA(教室・会議室の壁際設置向け)
想定ユーザー 学校・学習塾・会議室の常設運用/黒板・ホワイトボードへの投写
主な特徴 壁際設置で影が出にくい/配線が短く管理しやすい/大画面を省スペースで実現
参考価格(執筆時点) 約19.9万円(※時期・店舗により変動します)

出典:BenQ 公式商品情報(投写方式・解像度・設置要件)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。

購入・価格チェック

MW855UST+ 評価(明るさ4/画質3/低遅延2/携帯性2/静音3) 明るさ 画質 低遅延 携帯性 静音

評価の算出根拠:メーカー公表データ(明るさ・投写距離)と設計要素、主要ECレビュー傾向を基準に5軸で比較。

実用レビュー

① 明るさ:教室照明下でも“板書が読み取れる”実用域

  • 高輝度ランプ系で、窓際や全点灯の教室でも資料が見やすい。投写面はマット系ボードが相性良好。
  • 画面サイズを欲張りすぎず、100インチ前後に収めると文字のコントラストが安定

② 画質:資料・動画の“見やすさ優先”のWXGA

  • 解像度はWXGAで、スライド/教材/実機画面の提示に十分。写真・動画は色の整い重視でセッティング。
  • 壁面の色ムラはカラーボード/スクリーンでの対策が有効。

③ 低遅延:ゲーム運用は非推奨、会議・授業は問題なし

  • 入力遅延は教育・ビジネス仕様の標準域。高速対戦ゲームは不向き。
  • PC接続でのスライド進行・動画再生は違和感の少ない範囲

④ 携帯性:常設前提のサイズ・重量

  • 壁際設置×短距離配線が前提。天吊り/壁面金具での固定運用がスムーズ。
  • 移動を伴う運用より、1室固定の常設で真価を発揮。

⑤ 静音:授業中の“気になりにくい”ファンノイズ

  • ファン音は通常モードで標準的。講義音声に紛れるレベル。
  • 光量を落とすとさらに静か。授業環境の音量バランスに合わせて調整を。
注意・割り切りポイント

  • ゲーム用の低遅延志向ではない。インタラクティブ性が必要なら設定・周辺機器の最適化を。
  • 投写面の歪みは設置精度と台形補正の最小化で対策。スクリーン準備が理想。

比較:同帯BenQの短焦点とどっちを選ぶ?

項目 EW805ST(短焦点WXGA) MW826STH(短焦点WXGA) MW855UST+(超短焦点UST)
設置距離 短距離(壁からやや離す) 短距離(~1m台) 超短距離(壁際数十cm)
影の出にくさ 登壇位置次第で影が出る 改善するが条件次第 最小化(板書・演台に最適)
設置の自由度 可搬・仮設と両立 常設寄り・移設も現実的 常設前提で安定運用
価格感 約13.5万円 約10.9万円 約19.9万円

口コミの傾向

「壁際で大画面、教室でも影が出にくい」

「明るい環境でも文字が読みやすい」

「配線が短く、機材周りがすっきりした」

「移動設置には向かないサイズ感」

※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。

まとめ:向く人/向かない人

  • 向く人:教室・会議室の常設運用/壁際設置で影を抑えたい/配線・運用をシンプルにしたい
  • 向かない人:短期イベントでの可搬重視(→ EW805ST)/価格を抑えつつ短距離(→ MW826STH

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