この記事でわかること
- RR-550CF LPを火力/立上り/容量/使い勝手/静音の5軸で評価
- 同帯のRR-400CF LP(4升)/RR-550C LP(5.5升・C)との違い(外装・運用性・価格感)
- 大量炊飯で回す厨房に向けた選び方の要点
※本記事はまとめ記事⑦(CF/C 400・550|業務用 大容量)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ リンナイ CF/C 400・550おすすめ|業務用4〜5.5升の大容量を比較
結論:“大量炊飯の主力”。RR-550CF LPは5.5升を安定炊き、回転の良い現場運用に強い
RR-550CF LPは5.5升・業務用CFのLPガス対応モデル。大火力で一気に炊き上げつつ、業務現場で扱いやすい堅牢外装と実用装備が魅力です。仕込み量が多い店舗やセントラルキッチンで、ベーシックにして不足のない“大容量の定番解”。静音性は業務機相応ですが、段取り優先の現場なら高い満足度が見込めます。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | RR-550CF LP |
| タイプ | 5.5升・業務用CF(LPガス対応) |
| 想定ユーザー | 飲食店/仕出し/大量炊飯が必要な厨房運用 |
| 主な特徴 | 高火力で一気炊き/堅牢な筐体/シンプル操作で現場導入が容易 |
| 参考価格(執筆時点) | 約10.9万円(※時期・店舗により変動します) |
出典:リンナイ 公表仕様/主要ECの商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 火力:大釜を“しっかり加熱”し、ムラを抑えて炊き上げ
- 高火力バーナーで立ち上げから沸騰まで一気に加熱。5.5升でも芯残りが出にくく、ふっくらした粒立ちに仕上がります。
- 大量炊飯の連続運転でも火力が落ちにくく、ピーク帯の仕込みを安定して回せます。
② 立上り:CFらしい“俊足”で回転率を確保
- 立上りは実用十分の俊足。回転の早いランチ帯でも炊き増しの段取りが立てやすい印象です。
- より時短を重視する現場は、上位の高速ライン(G2/GV2)も検討余地。
③ 容量:5.5升で“まとめ炊き”に強い
- 5.5升クラスは仕出し・定食系などの大量需要に適合。一釜での歩留まりがよく、人手を割きにくい時間帯の支えになります。
- まとめて炊いて保温/小分け運用まで含めて作業の平準化がしやすいサイズです。
④ 使い勝手:現場導入しやすい“ベーシック装備”
- シンプルな操作系で新人オペレーションも合わせやすい。洗浄・手入れも日次ルーチンに載せやすい構造です。
- CF外装は堅牢で扱いやすい実務設計。棚配置や動線に合わせて設置しやすいのも利点。
⑤ 静音:業務機相応。客席近接は配置配慮を
- 燃焼音は業務機相応。厨房内での使用では問題になりにくい一方、客席近接の場合は間仕切りや設置場所の工夫が有効です。
- 可燃物との離隔・換気条件を守ると、熱気・音の体感も抑えられます。
注意・割り切りポイント
- 静音性はあくまで業務機レベル。ホール隣接のオープン厨房では配置配慮を。
- 衛生面・耐久の優先度が高ければ、S-CF(ステンレス外装)も候補。
- より価格重視・シンプル外装なら同容量のC系(RR-550C LP)を比較。
比較:同帯リンナイ(4〜5.5升)
| 項目 | RR-400CF LP(4升) | RR-550C LP(5.5升・C) | RR-550CF LP(5.5升・CF) |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | CFの4升・中容量 | Cの5.5升・高火力・シンプル外装 | CFの5.5升・大容量の定番 |
| 向く現場 | 日次需要がやや少なめ | 価格重視/装備は最小限でOK | 大量仕込みと回転率の両立 |
| 価格感 | 約9.9万円 | 約9.3万円 | 約10.9万円 |
口コミの傾向
「一気に炊けて段取りが楽」
「シンプル操作で新人も回しやすい」
「堅牢で安心感がある」
「静音性は業務機相応」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:大量炊飯を短時間で回したい/段取りと歩留まりを最優先/堅牢な業務機を長く使いたい
- 向かない人:客席近接で静音最優先(→ 3升帯も検討)/導入コストを最小化(→ RR-550C LP)


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