この記事でわかること
- RR-550CF 13Aを火力/立上り/容量/使い勝手/静音の5軸で評価
- CF/C 400・550系まとめ(4〜5.5升)内での位置づけ(高火力・大容量・堅牢CF)
- 仕込み量が多い厨房・仕出しでの選び方の要点(大量炊飯の段取り短縮)
※本記事はまとめ記事⑦(CF/C 400・550系|業務用4〜5.5升)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ リンナイ CF/C 400・550おすすめ|業務用4〜5.5升の大容量を比較
結論:“5.5升を一気に”。RR-550CF 13Aは高火力×堅牢CFで大量炊飯の主力
RR-550CF 13Aは5.5升の業務用CF。都市ガス13A対応で、火力5・容量5の頼もしさが魅力。連続仕込みでの段取り短縮に効き、まとめ炊き→保温・保管の流れが安定します。操作はシンプルで現場馴染みがよく、仕出し・社員食堂・小中規模店のピーク対応にフィットします。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | RR-550CF 13A |
| タイプ | 業務用・5.5升・CF系(都市ガス13A対応) |
| 想定ユーザー | 仕出し/食堂/小〜中規模店の大量炊飯・まとめ炊き運用 |
| 主な特徴 | 高火力で一気に炊き上げ/堅牢構造/シンプル操作で現場導入が容易 |
| 参考価格(執筆時点) | 約10.9万円 |
出典:リンナイ 公式商品情報(RR-550CF)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 火力:大鍋でも芯まで一気に加熱
- 高火力バーナーで熱が釜全体に回りやすく、5.5升の大量炊飯でもムラを抑制。
- まとめ炊き時も釜内の対流が立ち、粒立ちと粘りのバランスを取りやすい。
② 立上り:CFらしい安定の速さ
- 立上り4相当で、回転の速い昼ピークでもリズムを崩しにくい。
- 前後バッチの連続運転でも温度管理が素直で、段取り変更に対応しやすい。
③ 容量:5.5升で“仕込みの山”を減らす
- 一回で5.5升を炊けるため、仕込み回数の削減に直結。人員の平準化に貢献。
- 予約や仕出しの前倒し仕込みに向き、後段の保温・保管計画が立てやすい。
④ 使い勝手:シンプル操作で現場導入が容易
- メカ系の分かりやすい操作系で、初見のスタッフでも戸惑いにくい。
- 凹凸が少なく清掃しやすい外装。日々のメンテ時間を短縮。
⑤ 静音:業務用として標準的
- 沸騰〜蒸らしの運転音は現場許容の標準レベル。客席至近のキッチンは配置配慮が無難。
- 防振ゴムや安定した設置で共振を抑えると体感が改善。
注意・割り切りポイント
- サイズ・重量があるため、設置スペースと搬入経路の事前確認は必須。
- 静音性は家庭機ほどは求めない前提。客席が近い店は遮音・配置で対策を。
- 高速志向ならG2系も検討(→ 高速ラインまとめ)。
比較:RR-400CF 13A/RR-550C 13Aとどっちを選ぶ?
| 項目 | RR-400CF 13A(4升) | RR-550C 13A(5.5升) | RR-550CF 13A(5.5升) |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | CFの4升・大容量入門 | 同容量のC系(シンプル) | CFの5.5升・大容量本命 |
| 強み | 設置負担が比較的軽い | 価格を抑えやすい | 高火力×堅牢で大量炊飯の主力 |
| 価格感 | 約9.9万円 | 約9.3万円 | 約10.9万円 |
口コミの傾向
「大量炊きでもムラが少なく回転が上がる」
「操作がシンプルで引き継ぎが楽」
「サイズが大きく設置に余裕が必要」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:仕出し・食堂・小中規模店/ピークにまとめて炊き上げたい/堅牢で現場馴染みの良い操作を重視
- 向かない人:設置スペースに余裕がない(→ RR-400CF 13A)/価格優先で同容量を選びたい(→ RR-550C 13A)


コメント