この記事でわかること
- Monitor XT MXT35を低音域/解像度/広がり/駆動性/設置性の5軸で評価
- MXT30(標準センター)との違い(設置性・視界の確保・声の太さ)
- 「テレビ前を塞ぎたくない」「台詞をクリアに」人に向けた選び方の要点
※本記事はまとめ記事⑤(Monitor XT 総覧)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ Polk Audio Monitor XTおすすめ|MXT60/MXT20/MXT15/MXT35/MXT30/MXT90を比較【コスパ重視】
結論:MXT35は“スリム&明瞭”。テレビ前がすっきりし、セリフの抜けが良いセンター
Polk Audio Monitor XT MXT35はスリム型センタースピーカー。高さを抑えた横長デザインでテレビ前の視界を確保しつつ、中域の明瞭度を重視したセッティング。Monitor XTシリーズのフロア(MXT60)やブック(MXT20/MXT15)と組み合わせたときに、台詞の通りが良く、長時間でも聴き疲れしにくいのが利点です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | Monitor XT MXT35 |
| カテゴリ | センター(スリム型) |
| 想定システム | Monitor XTによる5.1ch/5.0ch(MXT60/20/15+MXT35+サブ) |
| 主な特徴 | 薄型テレビ前に置きやすい高さ/台詞の明瞭度を重視/シリーズと音色統一 |
| 参考価格(執筆時点) | 約3.0万円 |
参考:Polk Audio 公式情報(Monitor XT)/主要ECの価格レンジ。
購入・価格チェック
実用レビュー
① セリフの明瞭度:芯が見える“抜けの良さ”
② 設置性:テレビ前を“隠さない”スリム筐体
- 高さを抑えた横長設計で、画面下のセンサーや字幕を遮りにくい。壁掛けテレビ台でも取り回し良好。
- ラック上やサウンドバー置き換えでも収まりが良く、省スペース構成の本命になりえます。
③ 広がりと繋がり:L/Rとの自然なブレンド
- 拡散性は必要十分。過度に広げず、音像の中心を保つチューニングでシーンの切り替えが明瞭。
- サラウンド拡張時はMXT90を追加すると頭上方向の包囲感が整います。
④ 低音の量感:サブ併用でバランス最適化
- スリムゆえ低域は控えめ。映画の厚みはフロア/サブ側に任せる設計。
- 不足を補うならMonitor XTサブのMXT12/MXT10を併用すると、声の太さと重心が整います。
注意・割り切りポイント
- MXT30と比べると低域の厚みは控えめ。視界優先か、声の太さ優先かで選択。
- 棚やラックに設置する場合は前面をフラットに揃えると反射が減り、台詞の明瞭度がさらに向上。
比較:MXT35とMXT30、どっちを選ぶ?
| 項目 | MXT30(標準) | MXT35(スリム) |
|---|---|---|
| 設置性 | 高さに余裕が必要 | テレビ前を遮りにくい |
| 台詞の太さ | 厚みが出やすい | スリム相応で端正 |
| おすすめ構成 | 映画重視+サブあり | 省スペース+視界優先 |
| 参考価格 | 約2.0万円 | 約3.0万円 |
口コミの傾向
「テレビ前を塞がずスッキリ置ける」
「セリフが聞き取りやすくなった」
「シリーズで揃えると音色が自然に繋がる」
「低音は控えめ。サブ併用で補強した」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:テレビ前の視界を確保したい/小音量でも台詞を明瞭にしたい/Monitor XTで統一したい
- 向かない人:声の太さをより重視(→ MXT30)/低域の厚みを単体で求める(→ MXT12/MXT10併用)


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