この記事でわかることGR-Y29SCを保冷性/省エネ/静音性/設置性/使い勝手の5軸で評価
- GR-Y33SC(326L)/GR-Y36SC(356L)との違い(サイズ・価格・使い勝手)
- 「幅も奥行もシビア」「搬入をまず通したい」住環境で、中型を最小サイズで導入する考え方
※本記事はまとめ記事②(294〜356L|2人暮らし向け3ドア)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ 東芝 冷蔵庫 294〜356L 3ドアおすすめ|幅スリムで使いやすい中型を比較
結論:“省スペース中型”の代表格。GR-Y29SCは設置性と価格の軽さで選ぶ
GR-Y29SCは294L・3ドア・右開き(SCシリーズ)。同クラスでは本体サイズが控えめで、搬入・設置のハードルが低いのが最大の魅力。性能は5軸の平均点を取りつつ、特に設置性「5」を評価。保冷・静音は“標準”寄りなので、まず置けること・家計にやさしい価格を重視する2人暮らし〜新婚世帯の入口機として有力です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | GR-Y29SC |
| タイプ | 294L・3ドア・右開き(冷蔵/野菜室/冷凍) |
| 想定ユーザー | 2人暮らし/まずは“置ける”こと最優先/価格は抑えたい |
| 主な特徴 | マット外装/強化ガラス棚で見通し&清掃◎/高さ可変ポケット |
| 参考価格(執筆時点) | 約95,000円(※時期・店舗により変動します) |
購入・価格チェック
実用レビュー
① 保冷性:日常用途は十分。詰め込み過ぎない運用が鍵
- ガラス棚で冷気の回りと見通しが良好。詰め込みを避ければ温度復帰は素直で、日常の作り置きに対応。
- 容量は抑えめのため、週1〜2回の買い物リズムが相性◎。
② 省エネ:控えめ容量×メリハリ運転でコストを抑える
- 開閉や庫内温度に応じて無駄な回転を避ける制御で、年間電気代が読みやすい。
- 上面放熱の余裕を確保すると、消費電力のムダも抑制できます。
③ 静音性:体感は“標準”。据付を守ると安定
- 通常運転の音は生活音に紛れるレベルだが、深夜の静かな環境ではわずかに存在感あり。
- 据付クリアランス(上・左右)厳守で振動・共鳴を抑え、体感を底上げ。
④ 設置性:このクラスで“置ける率”が高いのが強み
- 294Lの控えめ筐体で曲がり角・玄関幅を通しやすい。賃貸キッチンの最小中型として優秀。
- 搬入前は廊下・ドア幅の採寸と、上面の逃げ(放熱)チェックを忘れずに。
⑤ 使い勝手:基本はそつなく。可変ポケットで“定位置化”
- 高さ可変ポケットで背の高いボトル/調味料が収まりやすい。
- 棚やトレーは洗いやすく復帰しやすい設計。派手さはないが毎日がラク。
注意・割り切りポイント冷凍室の大量ストックには不向き。作り置き多め・保冷強化ならGR-Y36SVやGR-Y36SCを。
- 音は“標準”。ワンルームで静粛性最優先なら、設置条件の最適化(上面・左右に余裕)を徹底。
比較:GR-Y33SC/GR-Y36SCとどっちを選ぶ?
| 項目 | GR-Y33SC(326L) | GR-Y36SC(356L) | GR-Y29SC(294L) |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | “標準中型”の定番 | 容量+操作性重視 | 省スペース中型(設置性最優先) |
| 向く人 | サイズ・価格のバランス派 | 容量と見た目を両立 | 搬入・設置が厳しい住環境 |
| 評価(本記事基準) | 4/4/4/4/4 | 4/4/4/4/5 | 3/4/3/5/3 |
| 参考価格 | 約110,000円 | 約125,000円 | 約95,000円 |


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