この記事でわかること
- EB-770Fiを明るさ/画質/低遅延/携帯性/静音の5軸で評価
- EB-735FI/EB-760Wi/EB-1485FTとの違い(投写サイズと明るさ、インタラクティブ機能の充実度)
- 大型教室・会議室での書きやすさと視認性を重視した選び方の要点
※本記事はまとめ記事⑫(超短焦点インタラクティブ)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ エプソン 超短焦点インタラクティブ比較|電子黒板・教室導入の定番
要点(スコア)
- 明るさ:5 / 画質:3 / 低遅延:3 / 携帯性:2 / 静音:3
- UST×インタラクティブで板書・投影・共同編集を一体化。大型教室でも見やすい輝度が強み
結論:EB-770Fiは「明るさ×書きやすさ」で授業密度を高める、教育向けUSTの本命
EB-770Fiは超短焦点×インタラクティブ対応の教育・会議向けモデル。環境光のある教室でも視認性を確保できる高い明るさと、ペン/タッチ操作の書き心地を両立。前に立っても影が出にくく、投写面の手元で完結する操作性が授業の流れを止めません。板書と資料提示をシームレスにつなげたい現場に適した“実務主義”の選択肢です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | EB-770Fi |
| タイプ | 超短焦点(UST)/インタラクティブ対応(ペン・タッチ) |
| 主用途 | 学校教室・研修室・会議室の電子黒板活用/板書+資料・動画の併用 |
| 主な特徴 | 高輝度で明室でも見やすい/影が出にくい短投写/直感的な書き込みと保存・共有 |
| 参考価格(執筆時点) | 約39.8万円 |
表記は要点の整理です。詳細仕様は公式情報・取扱説明書・販売ページをご確認ください。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 明るさ:明室教室でも版面が埋もれにくい
- 高輝度で照明下の板書・資料投影が見やすい。窓側席でもコントラスト感を確保しやすい。
- 短距離で大画面を作れるため、後方席の視認性が安定。掲示物との併用でも破綻しにくい。
② 画質:資料重視のきめ細かさ。文字・図表がくっきり
- 教育用コンテンツに合わせた色の見やすさと文字のエッジ感。写真・動画も実用十分。
- ホワイトボードや壁面でも、色味調整と幾何補正で安定した視認性に寄せやすい。
③ 低遅延:書き込みの追従性は授業進行に十分
- ペン/タッチ操作の追従はスムーズで、板書のストレスが少ない。
- 動画や画面共有の応答も授業用途では問題のない体感。遅延3相当の安定感。
④ 携帯性・設置性:常設前提で“影が出にくい”周辺設計
- USTのため前方に立っても影・まぶしさを抑制。黒板上や壁面への設置で教壇スペースを確保。
- 校内のレイアウト差に対応する台形・コーナー補正/インタラクティブ校正で導入がスムーズ。
⑤ 静音:授業の妨げになりにくい運転音
- 通常運転は控えめで、講義の声や生徒の発表を邪魔しにくい。
- フィルター清掃・吸排気の確保で、静音性と安定運用を維持しやすい。
注意・割り切りポイント
- 投写面の平滑性が画質と書き味に直結。凹凸のある壁は専用スクリーンやボードを推奨。
- インタラクティブは定期的なキャリブレーションが前提。設置後の運用手順を標準化すると安定。
- 本体は常設寄りで携帯性は2。移動設営よりも固定環境に向く。
比較:同帯EPSON(EB-735FI/EB-760Wi/EB-1485FT)
| 項目 | EB-735FI | EB-760Wi | EB-770Fi | EB-1485FT |
|---|---|---|---|---|
| 位置づけ | 定番USTインタラクティブ | 操作性強化の上位 | 明るさ強化の上位 | 大型UST・マルチタッチ |
| 向く現場 | 標準教室の電子黒板 | 連携機能重視の教室 | 大型教室・明室 | 大会議・特別教室 |
| 参考価格 | 約31.8万円 | 約35.8万円 | 約39.8万円 | 約68.0万円 |
口コミの傾向
「明るくて後方席でも見やすい」
「書き込みの追従が良く授業が止まらない」
「設置初期の調整に時間がかかる」
※主要EC・導入事例のレビュー傾向を要約(個別の投稿は引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:明室・大型教室での視認性を重視/板書+資料・動画を一体で運用/前に立っても影を出したくない
- 向かない人:移動設営が多い(→ モバイル&短焦点まとめ)/予算を抑えたい(→ EB-735FI)


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