この記事でわかること
※本記事はまとめ記事⑫(超短焦点インタラクティブ)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ エプソン 超短焦点インタラクティブ比較|電子黒板・教室導入の定番
結論:“定番の使いやすさ”。EB-735FIは書きやすさ×視認性で、双方向授業・会議を底上げ
EB-735FIは超短焦点×インタラクティブ(ペン/タッチ対応)の定番機。壁寄せでも大画面を実現し、板書の追従性と読みやすい投写で、双方向のやり取りがスムーズ。明るい教室・会議室でも使いやすい総合バランスで、初めての電子黒板導入に適した“鉄板”の一台です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | EB-735FI |
| タイプ | 超短焦点/インタラクティブ(ペン/タッチ対応) |
| 想定ユース | 教室・会議室の電子黒板/板書共有・資料書き込み・投写と併用 |
| 主な特徴 | 短距離で大画面/タッチ・ペン追従性/幾何補正・歪み補正/ネットワーク運用 |
| 参考価格(執筆時点) | 約31.8万円 |
出典:EPSON 公式商品情報(EB-735FI|機能・仕様)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 明るさ:明室でも見やすいプレゼン・板書
- 超短距離からでも十分な輝度で、照明を落とさずに運用しやすい。視線が散りにくく授業・会議の進行がスムーズ。
- スクリーン未設置の壁面でも情報量が保たれやすい。投写面の平滑性を確保するとさらに良好。
② 画質:資料・書き込みの“可読性”を確保
- 文字・図表のエッジが見やすく、細かな注釈や手書きメモも判読性が高い。
- 色再現は実務向けに適正で、写真や色分け資料の識別も問題なし。
③ 低遅延:筆跡追従が自然でストレスが少ない
- ペン/タッチの追従が自然で、板書の止め・はね・払いが反映しやすい。
- ページ送りや注釈切替の反応も良好で、発表者のテンポを損ねにくい。
④ 携帯性:可搬は最小限、基本は常設前提
- USTの特性上、設置後の安定運用に最適。頻繁な移動は非推奨。
- 壁寄せ・天吊り双方に対応でき、教室のレイアウト変更にも調整範囲が広い。
⑤ 静音:授業・会議の進行を妨げにくい
- 通常運転は控えめで、発話や録音の邪魔になりにくい。
- 投写面との距離が近いUST特性上、設置位置と吸排気の確保でさらに快適度が上がる。
注意・割り切りポイント
- 本格動画鑑賞向けというより、電子黒板・プレゼン最適化の画作り。映画視聴は専用機が有利。
- USTは設置の初期調整(幾何・台形補正)が要。投写面の平滑性と写り込み対策で仕上がりが安定。
比較:EB-760Wi/EB-770Fiとどっちを選ぶ?
| 項目 | EB-760Wi | EB-770Fi | EB-735FI |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | UST×インタラクティブの上位 | 明るさ向上の上位 | 定番バランスの導入機 |
| 強み | 操作性・連携機能を強化 | 大型教室でも視認性良好 | 書きやすさと可読性の両立 |
| 価格感 | 約35.8万円 | 約39.8万円 | 約31.8万円 |
口コミの傾向
「ペンの追従がよく授業のテンポが上がる」
「明るい教室でも文字が読みやすい」
「設置後は運用がとても楽」
「初期の幾何調整は時間がかかった」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:電子黒板の導入を手堅く進めたい/明室での視認性と書きやすさを両立したい/教室・会議室で常設運用したい
- 向かない人:頻繁に持ち運びたい(→ モバイル&短焦点まとめ)/より高輝度・大型空間優先(→ 上位UST比較)


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