この記事でわかること
- TH671STを明るさ/画質/低遅延/携帯性/静音の5軸で評価
- AK700ST(4K短焦点・低遅延)/AH500ST(1080p短焦点・手頃)/MW855UST+との違い(解像度・遅延・設置適性)
- リビングの大画面ゲーム入門〜映画のライト視聴に向けた選び方の要点
※本記事はまとめ記事②(短焦点・超短焦点)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ BenQ 短焦点・超短焦点プロジェクターおすすめ|狭小空間で大画面を実現
結論:“置きやすく反応が速い”。TH671STは短距離設置×低遅延で、リビングのゲーム入門に最適
TH671STは短焦点・フルHD(1080p)のホーム向けプロジェクター。短い距離で大画面を実現しつつ、低遅延と十分な明るさで日中のカジュアル視聴〜ゲームまでそつなくこなします。価格を抑えつつ応答重視の人にハマる“入門の良解”。高精細な4Kや濃厚な映画画質を最優先しないなら、まずこれで失敗しにくい選択です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | TH671ST |
| タイプ | 短焦点・フルHD(1080p)/DLP |
| 想定ユーザー | リビングでのゲーム入門/狭い部屋での大画面導入/手頃に短焦点を試したい |
| 主な特徴 | 短距離投写で設置が簡単/低遅延で操作が素直/リビングでも見やすい明るさ |
| 参考価格(執筆時点) | 約10.5万円(※時期・店舗により変動します) |
出典:BenQ 公開情報(投写距離・解像度・入力遅延の特性)/主要ECの価格レンジ。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 明るさ:カーテン越しでも“見える”実用域
- 短焦点でも明るさは十分。日中のリビングでブラインドを半閉にすれば、ゲームUIやテキストも読みやすい。
- 夜間はエコ寄りのモードで眩しさを抑えられ、白飛びしにくいコントラストを確保。
② 画質:フルHD基準で“素直”。色はナチュラル寄り
- 1080pネイティブでスケーリングのクセが少なく、スポーツ・配信・ゲームの総合バランスが良好。
- 映画の濃厚表現は上位機に譲るが、設置距離を詰めた大画面の没入感で十分楽しめる。
③ 低遅延:操作の戻りが速い“入門の正解”
- 入力遅延は体感で軽快。アクションやレースでのブレーキング、格闘の差し込みも違和感が少ない。
- ゲームモード使用で映像処理を抑え、応答優先のチューニングに切り替えやすい。
④ 携帯性:短焦点×軽めの据置で“移動も現実的”
- 短距離で大画面のため、スクリーンとの距離確保が容易。ローテーブル運用でも成立。
- 可搬は据置前提だが、部屋間の移動は現実的なサイズ・重量感。
⑤ 静音:動作音は“常識的”。視聴距離で気になりにくい
- ファンノイズはモード相応。音量を軽く上げれば気にならないレベルに収まる。
- 吸排気のクリアランスを守ると、回転数が落ち着きやすい傾向。
注意・割り切りポイント
- 4K/HDR画質は非対応。高精細やHDRの表現を重視するなら、短焦点でAK700STも検討。
- 映画の色再現・階調を突き詰める用途より、ゲーム中心の万能入門に向く設計。
比較(同帯BenQ)|どっちを選ぶ?
| 項目 | AH500ST | AK700ST | TH671ST |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 1080p短焦点の手頃モデル | 4K短焦点・低遅延重視 | 1080p短焦点の“低遅延入門” |
| 強み | 価格と設置性の均衡 | 解像度・遅延・映像の総合力 | 反応の速さ×置きやすさ |
| 価格感 | 約12.9万円 | 約23.9万円 | 約10.5万円 |
口コミの傾向
「短距離で80〜100インチが作れて設置がラク」
「ゲームの反応が速く、操作に違和感がない」
「明るさが十分で昼も見やすい」
「4KやHDR前提だと物足りない」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。