この記事でわかること
- AH500STを明るさ/画質/低遅延/携帯性/静音の5軸で評価
- AK700ST(短焦点×4K/低遅延の上位)/TH671ST(フルHD短焦点の定番)との違い(設置性・反応速度・価格感のバランス)
- 「狭い部屋でも大画面×ゲームも快適」に向けた選び方の要点
※本記事はまとめ記事②(短焦点・超短焦点)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ BenQ 短焦点・超短焦点プロジェクターおすすめ|狭小空間で大画面を実現
結論:“置きやすく、遊びやすい”。AH500STはリビング短距離の大画面入門に最適
AH500STはフルHD(1080p)の短焦点DLP。壁際からの短距離投写で大画面を作りやすく、明るさ×低遅延×価格のバランスが良好。白壁のリビング〜小部屋でも設置が決まりやすく、映画・スポーツ・ゲームを幅広く楽しめる“手頃で堅実”な選択肢です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | AH500ST |
| タイプ | フルHD(1080p)短焦点・DLP/ホームエンタメ・ゲーム向け |
| 想定ユーザー | リビング〜寝室の壁投写/狭めの設置距離で大画面にしたい人/ゲーム応答の速さも重視 |
| 主な特徴 | 短距離で大画面/実用的な高輝度/低遅延モード/色とコントラストのバランス重視 |
| 参考価格(執筆時点) | 約12.9万円(※時期・店舗により変動します) |
出典:BenQ 公式商品情報(AH500ST|主な仕様)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 明るさ:リビング照明下でも“破綻しにくい”実用輝度
- 短距離投写でもスクリーンサイズが大きく、照明を少し落とすだけでコントラストが乗る。白壁運用でも見通しがよい。
- スポーツやアニメなど動きの速い映像で白飛び・黒つぶれしにくいバランス設定。
② 画質:フルHDらしい精細感、色とコントラストは“自然寄り”
- 肌色〜芝生の出方が素直で、映画も配信も違和感の少ないトーン。暗室の“劇場感”よりも日常の見やすさを重視。
- スクリーン併用で階調が整い、白壁運用からのアップグレード効果が出やすい。
③ 低遅延:ゲームモードで“反応が速い”
- 入力遅延を抑えたモードで操作追従が良好。レース/アクションでの違和感が小さい。
- PS/Switchなど家庭用ゲーム機のリビング運用と相性が良い。
④ 携帯性:短焦点×コンパクトで“設置フリクション”が少ない
- テーブル手前からの投写で、配線が短く取り回しが楽。都度片付ける使い方にも馴染む。
- 三脚運用ではなく平置き安定のほうが画づくりは安定。常設しなくても出し入れが容易。
⑤ 静音:ファン音は常用で“中庸”、音量次第で気にならない
- 標準モードは静かすぎずうるさすぎず。音量20〜30(テレビ相当)なら視聴の妨げになりにくい。
- 吸排気のスペースを確保し、壁からの距離を取ると耳障りな反響が減る。
注意・割り切りポイント
- 4K/HDRの緻密さを最優先する人は、短焦点でも上位のAK700STが本命。
- 暗室・完全シアター志向よりも、日常の使いやすさに寄せた味付け。黒の沈み込みはスクリーン選びで補いたい。
比較:AK700ST/TH671STとどっちを選ぶ?
| 項目 | AK700ST(短焦点4K) | TH671ST(短焦点FHD) | AH500ST(短焦点FHD) |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 4K/HDR×低遅延の上位 | 手頃なFHD短焦点の定番 | 設置と価格の均衡/実用重視 |
| 強み | 高精細・広色域・反応の速さ | 価格・取り回しやすさ | 明るさと低遅延の両立 |
| 価格感 | 約23.9万円 | 約10.5万円 | 約12.9万円 |
口コミの傾向
「短い距離で大画面にできて設置がラク」
「ゲームの反応が速く違和感が少ない」
「明るさがありリビングでも見やすい」
「暗室の黒表現はスクリーンが必要」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。


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