この記事でわかること
- KDM-27を味わい/速さ/手入れ/多機能/静音の5軸で評価
- KW-25S(130杯/時クラス)/KW-17(1〜15カップ可変)との違い(段取り・運用のしやすさ)
- オフィス・店舗の“繁忙帯を止めない”ための選び方の要点
※本記事はまとめ記事①(業務用・大容量|高速ドリップ)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ カリタ 業務用コーヒーメーカーおすすめ|大量抽出・高速ドリップの選び方と人気機種比較
結論:“迷わず回す”業務導入。KDM-27は27cmロシ×1.8Lで段取りが速い
KDM-27は15カップ用・1.8L・立ロシ27cm対応の業務用ドリップ。付属ファンネルで導入が手早く、抽出回転は約100杯/時クラス。味わいは三つ穴思想を活かした安定域で、朝〜昼の繁忙帯でも段取り良く供給できます。KW系ほどの瞬発力は不要でも、ポット運用より現場の手あたりを優先したい店舗・オフィスの定番機です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | KDM-27 |
| タイプ | 業務用ドリップ/15カップ用・約1.8L(立ロシ27cm対応・付属ファンネル) |
| 想定運用 | オフィス/飲食店のピーク帯供給(約100杯/時を段取り良く回す) |
| 主な特徴 | 三つ穴思想の安定抽出/27cmロシでたっぷり蒸らし/扱いやすいファンネル |
| 参考価格(執筆時点) | 約13.8万円 |
出典:カリタ 公式商品情報/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 味わい:27cmロシ×三つ穴思想で“安定域”を作る
- 立ロシ27cmが使えるため、粉層が厚くても蒸らしが入りやすい。ピーク帯でも“薄め”を避けやすい。
- 三つ穴ドリップの流速バランスで、香味がぶれにくい実務的な抽出に寄る。
② 速さ:100杯/時級の回転でランチ帯を止めない
- 約1.8L・15カップをテンポよく回せる容量設計。抽出→提供→次仕込みの段取りが組みやすい。
- ポット経由を介さず、提供リードタイムが短いのが実務メリット。
③ 手入れ:点数は業務機相応、洗いやすさは良好
- ファンネル/ロシホルダーは外して洗える構成。日々のリンスと定期洗浄で清潔を保ちやすい。
- 抽出口まわりはコーヒーオイルが溜まりやすいので、閉店後にブラシで落とすと翌日の立ち上がりが軽い。
④ 多機能:シンプル設計でオペレーションに集中
- 可変抽出やインジケーターは最小限。誰が触っても同じ結果になりやすい“実務向き”。
- 導入初日から回せる付属ファンネルが便利。消耗品の型番管理も簡単。
⑤ 静音:バックヤード/カウンター脇でも使いやすい
- ボイラー動作音は業務用として標準的。接客空間でも会話を遮りにくい。
- 設置面の水平出しと振動対策で、体感ノイズはさらに低減できる。
注意・割り切りポイント
- 多機能表示や可変メニューは少ない。細かなレシピ切り替えはオペ側で段取り管理。
- 最大回転はKW系(KW-25Sなど)が上。ピークが重く伸びる現場はKW-25Sも検討。
比較:KW-25S/KW-17とどっちを選ぶ?
| 項目 | KW-25S | KW-17 | KDM-27 |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 130杯/時クラスの高出力 | 1〜15カップ可変の中核 | 27cmロシ×1.8Lの定番運用 |
| 向く現場 | 常時ピーク・大量回転 | 杯数変動が大きい現場 | 段取り重視の安定運用 |
| 価格感 | 約10.5万円 | 約19.8万円 | 約13.8万円 |
口コミの傾向
「ピークでも同じ味で回せる」
「ファンネル運用がわかりやすい」
「補充と洗浄の段取りが組みやすい」
「細かな可変抽出を求める人には機能が少ない」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。


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