この記事でわかること
※本記事はまとめ記事⑫(超短焦点インタラクティブ)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ エプソン 超短焦点インタラクティブ比較|電子黒板・教室導入の定番
結論:教室の“対話”を加速。EB-760Wiは使いやすさと視認性で授業効率を底上げ
EB-760Wiは超短焦点×インタラクティブ(ペン/タッチ対応)モデル。壁寄せ・ボード面への近距離投写で、影・眩しさの影響を抑えつつ書き込めるのが強みです。明るさは教室照明下でも十分で、ホワイトボードをそのまま電子黒板化。操作レスポンスも良好で、板書・資料共有・小テストまでを1台でカバーします。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | EB-760Wi |
| タイプ | 超短焦点(UST)×インタラクティブ/壁面・ボード面近接投写/ペン入力対応 |
| 想定ユーザー | 学校教室・特別教室・会議室の電子黒板導入/板書+資料投写の併用 |
| 主な特徴 | 近距離で大画面/影の抑制/使いやすいインク体験/ネットワーク連携と注釈・保存 |
| 参考価格(執筆時点) | 約35.8万円 |
出典:EPSON 公開情報(製品特長・仕様)/主要ECの価格レンジ(相場の目安)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 明るさ:教室照明下でも“読みやすい”板書を確保
- 超短焦点×高照度で、正面照明がある環境でも文字がつぶれにくい。
- 投写距離が短くても十分な画面サイズを取りやすく、後列の視認性に寄与。
② 画質:資料・図表中心に“くっきり”最適化
- 文字のエッジが立ちやすいチューニングで、教材PDFや表計算の視認性が高い。
- 色再現は教育用途の標準的なバランス。動画より資料優先の画作り。
③ 低遅延:書き味と反応の“素直さ”で集中を切らさない
- ペン入力のレスポンスは良好で、筆跡のタイムラグが少ない。
- 注釈や範囲選択も追従性が高く、演習のテンポを保てる。
④ 携帯性:常設前提。ケーブルマネジメントで運用安定
- 本体は常設・壁寄せが前提。移動運用より配線の固定で安定化を。
- 校内LAN・HDMI・USBなど接続ポートの整理でトラブル削減。
⑤ 静音:授業中の“気にならない”動作音
- 通常運転は教室環境音に埋もれるレベルで、発言や録音の妨げになりにくい。
- 設置クリアランスと吸気口の清掃で、安定した静音性を維持。
注意・割り切りポイント
- 可搬運用は非推奨。設置・調整を確実に行い、常設で性能を活かす設計。
- 動画演出よりも資料・板書最適の画作り。映像演出重視ならEB-1485FTも検討。
比較:EB-735FI/EB-770Fiとどっちを選ぶ?
| 項目 | EB-735FI | EB-760Wi | EB-770Fi |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | USTインタラクティブの定番 | UST×インタラクティブ上位・運用性強化 | 明るさ向上の上位 |
| 向く人 | 標準教室での板書・資料併用 | 操作性・連携重視で授業テンポを高めたい | 大型教室・明室での視認性最優先 |
| 価格感 | 約31.8万円 | 約35.8万円 | 約39.8万円 |
口コミの傾向
「ペンの反応が良く、板書のテンポが上がった」
「明るい教室でも文字が読みやすい」
「影が出にくく、前に立っても授業がしやすい」
「可搬運用には不向き。常設前提の機種」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:電子黒板化で授業効率を高めたい/板書+資料投写をワンストップで運用したい/前に立っても影を抑えたい
- 向かない人:搬入・移動を前提(→ モバイル&短焦点まとめ)/大型教室でとにかく明るさ最優先(→ EB-770Fi)


コメント