この記事でわかること
- HT-G700を音質/立体感/低音/接続/操作性の5軸で評価
- HT-X8500(単体・内蔵サブ)/HT-S400(ワイヤレスサブ)/HT-S350(入門スタンダード)との違い(低域量・設置性・接続の要点)
- 映画中心に“しっかり低音”を足したい人へ、リビングに収まる現実解
※本記事はまとめ記事③(中位〜スタンダード)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ SONY サウンドバー中位〜スタンダードおすすめ|HT-G700/X8500/S400/S350を比較
結論:“映画の厚み”が手に入る。HT-G700は独立サブで低域を底上げしつつ、セリフも聴き取りやすい
HT-G700はバー本体+ワイヤレスサブのミドル定番。ダイナミクスと明瞭感の両立が魅力で、テレビの常用音量でも映画の効果音や音楽の土台がしっかり乗ります。疑似サラウンドながら空間の広がりは十分。初めての外部サブ付きとしてバランスの良い一台です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | HT-G700 |
| タイプ | バー+ワイヤレスサブウーファー(仮想サラウンド対応) |
| 想定ユーザー | 映画や配信の低域を強化したい/単体バーより“厚み重視” |
| 主な特徴 | 独立サブで量感ある低音/セリフ強調モード/HDMI ARC中心の手軽接続 |
| 参考価格(執筆時点) | 約6.0万円(※時期・店舗により変動します) |
購入・価格チェック
実用レビュー
① 音質:中域の明瞭さが日常視聴に効く
- セリフの抜けがよく、音量を上げすぎなくても聞き取りやすい。ニュース〜ドラマの常用で恩恵大。
- 高域は刺激を抑えつつ見通し良好。長時間でも聴き疲れが出にくいキャラクター。
② 立体感:疑似サラウンドは“前方向の広がり”が主役
- バーチャル処理で画面の左右〜やや上方向に音場を拡張。テレビ内蔵との差は明確。
- 真後ろの回り込みは限定的。正面の包囲感重視と割り切ると満足度が高い。
③ 低音:独立サブの量感で映画の“土台”が出る
- アクションやSFで効果音の沈み込みが加わり、体感的な迫力が向上。
- マンション夜間はサブの音量を下げればOK。小音量でも厚みが残るのが利点。
④ 接続:ARC中心で“置いてつなぐ”が簡単
- テレビとHDMI ARC/光デジタルで手早く接続。eARC機能は上位機での対応が中心のため、本機はARC想定が基本。
- ワイヤレスサブのペアリングは自動復帰が安定。日々の電源ON/OFFで迷わない運用感。
⑤ 操作性:モード切替が分かりやすい
- リモコンの音声強調・サウンドモード切替が直感的。家族でも使い方が共有しやすい。
- 表示は簡潔で、入力切替と音量の視認がしやすい。
注意・割り切りポイント
- 真後ろの包囲感や天井方向の表現は上位機に及ばない。立体音響のリアリティ最優先なら上位シリーズも検討。
- HDMI入力の拡張性は控えめ。ゲーム機や外部再生機器はテレビ側に接続する想定が無難。
比較:同帯のSONYとどっちを選ぶ?
| 項目 | HT-X8500(単体) | HT-S400(サブ付) | HT-S350(入門) | HT-G700(本機) |
|---|---|---|---|---|
| 低音 | 内蔵サブで控えめ | 量感は十分 | 必要十分 | 独立サブで最も厚い |
| 立体感 | 手軽な疑似 | 軽快 | 基本的 | 前方向の広がり良好 |
| 設置性 | 単体で最も省スペース | 良好 | 良好 | サブ設置スペースが必要 |
| 向く人 | 省スペース最優先 | 手軽+程よい低音 | 価格重視 | 映画の迫力を重視 |
口コミの傾向
「セリフが聞き取りやすく、音量を上げなくてよい」
「独立サブの迫力で映画が楽しい」
「設置と接続が簡単で家族でも扱いやすい」
「後方からの包囲感はもう一歩」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。


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