この記事でわかること
  
- ポータブルPA/ライブ用途でのSTAGEPAS/DXR/DXSの違いと選び方
- 比較軸:低音域/解像度/広がり/駆動性/設置性の5項目で横断評価
- 用途別おすすめ:弾き語り・講演/屋外イベント/小〜中規模の低域補強
- あわせて読む:スタジオモニター(デスク〜ミックス) → HSシリーズまとめ
失敗しない選び方(要点)
| 観点 | 見るポイント | 理由 | 
|---|---|---|
| 設置性 | 重量・サイズ/ポール設置/車載性 | 搬入・撤収の効率と現場の安全性に直結する | 
| 駆動性 | パワード(内蔵アンプ)/ミキサー一体 | 機材点数を抑え、トラブルリスクを低減できる | 
| 低音域 | ウーファー径/サブの有無・拡張 | 屋外・大人数時の音圧確保と音楽ジャンル適性に影響 | 
| 広がり | ホーン指向性/天吊・ポールの高さ | 会場のカバレッジと明瞭度を安定させる | 
| 解像度 | ドライバー構成/クロスオーバー設計 | ボーカル明瞭度や楽器分離に影響する | 
主要モデル比較(ポータブルPA/ライブ)
モデル名をクリックすると詳細レビューへ。
| モデル | 構成 | 主要特徴 | 強み | 参考価格(執筆時点) | 
|---|---|---|---|---|
| STAGEPAS 400BT | ポータブルPA(8chミキサー一体) | 弾き語り・講演向けの軽量システム。 | セット一体で配線が簡単、設置も素早い。 | 約9.0万円 | 
| STAGEPAS 600BT | ポータブルPA(10chミキサー一体) | 屋外イベント・大きめ会場に対応。 | 出力余裕と拡張性、運用も直感的。 | 約12.0万円 | 
| DXR15mkII | 15″ 2way パワードスピーカー | 高出力・堅牢筐体でメインに最適。 | 音圧と明瞭度のバランス、現場耐性が高い。 | 約11.0万円 | 
| DXS12mkII | 12″ パワードサブウーファー | 小〜中規模現場向け軽量サブ。 | 機動性と低域補強のバランスが良い。 | 約10.0万円 | 
| DXS15mkII | 15″ パワードサブウーファー | 余裕あるローで会場を下支え。 | 量感とスケール感を両立。 | 約13.0万円 | 
| DXS18 | 18″ パワードサブウーファー | 大規模現場に対応するローエンド。 | 迫力と押し出しを確保、拡声余裕。 | 約17.0万円 | 
出典:YAMAHA 公式商品情報(各モデルの仕様)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)/カタログ記載寸法。
モデル別 徹底解説
評価の算出根拠:メーカー公表データ(出力・寸法・指向性)と設計要素、主要ECレビュー傾向を基準に5軸で比較。
STAGEPAS 400BT:弾き語り/講演のベストセット
- 向く人:弾き語り・講演・少人数イベント/機材をシンプルにしたい
- 参考価格(執筆時点):約9.0万円
- 詳細レビュー:詳細レビュー(STAGEPAS 400BT)
STAGEPAS 600BT:屋外イベントや大音量要求に
- 向く人:屋外イベント・学園祭・中規模会場/出力余裕と簡単運用を両立したい
- 参考価格(執筆時点):約12.0万円
- 詳細レビュー:詳細レビュー(STAGEPAS 600BT)
DXR15mkII:高出力パワード、メイン運用の要
- 向く人:フロントメインで音圧・明瞭度・堅牢性を重視/拡張も視野
- 参考価格(執筆時点):約11.0万円
- 詳細レビュー:詳細レビュー(DXR15mkII)
DXS12mkII:小〜中規模で効く機動サブ
- 向く人:機動性重視でローエンドを底上げ/小〜中規模イベント
- 参考価格(執筆時点):約10.0万円
- 詳細レビュー:詳細レビュー(DXS12mkII)
DXS15mkII:量感と余裕を両立する15インチ
- 向く人:より大きな会場や低域量感を重視/1台で余裕を確保したい
- 参考価格(執筆時点):約13.0万円
- 詳細レビュー:詳細レビュー(DXS15mkII)
DXS18:迫力のローエンドで大規模現場に対応
- 向く人:大規模現場・ダンスイベント・野外での迫力あるローを求める
- 参考価格(執筆時点):約17.0万円
- 詳細レビュー:詳細レビュー(DXS18)
用途別の選び方(早見)
| 用途 | おすすめ | 理由 | 
|---|---|---|
| 弾き語り・講演を素早く設置 | STAGEPAS 400BT | ミキサー一体で駆動性5・設置性4。持ち出しが簡単。 | 
| 屋外イベントで余裕が欲しい | STAGEPAS 600BT | 出力に余裕、広がりも確保しやすい。 | 
| フロントの主力を高音圧で | DXR15mkII | 低音域5・駆動性5でメイン運用に適する。 | 
| 小〜中規模でローを足す | DXS12mkII | 機動性と量感のバランスが良い。 | 
| 量感重視で余裕を確保 | DXS15mkII | 15″で会場をしっかり下支え。 | 
| 大規模・屋外で迫力を出す | DXS18 | 18″サブで深いローエンドと押し出し。 | 
よくある質問
| 質問 | 答え | 
|---|---|
| 弾き語り・講演に最適なセットは? | STAGEPAS 400BTが機材点数を抑えつつ設置が速く、ミキサー一体で扱いやすいです。 | 
| 屋外イベントで余裕ある出力を確保するには? | STAGEPAS 600BTまたはDXR15mkIIを軸にすると、音量とカバレッジに余裕が出ます。 | 
| サブウーファーはどれを選べばいい? | 小〜中規模ならDXS12mkII、量感重視ならDXS15mkII、大規模現場ならDXS18が適しています。 | 
| スタジオ用モニターと兼用できる? | 運用目的が異なるため兼用は非推奨です。録音・制作にはHSシリーズなどのスタジオモニターをおすすめします。 | 
【独断と偏見】推し3選(ポータブルPA/ライブ)
🏆 最速セット:STAGEPAS 400BT
ミキサー一体で準備が速い。講演・弾き語りの定番。
🎖 メイン据置:DXR15mkII
高出力と明瞭度。拡張の土台にも◎。
🥇 機動サブ:DXS12mkII
小〜中規模で効く。車載・設営がラク。
 
  
  
  
  










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