[レビュー]YAMAHA DXR15mkII|高出力パワードの音質・設置・運用

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この記事でわかること

  • DXR15mkII低音域/解像度/広がり/駆動性/設置性の5軸で評価
  • STAGEPAS 600BTDXS12mkIIの位置づけと使い分け(拡張性・運用の自由度)
  • ライブ/イベントのメインPAに向けた選び方の要点

※本記事はまとめ記事⑨(ポータブルPA/ライブ)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ YAMAHA ポータブルPA・ライブ用おすすめ|STAGEPAS/DXR/DXSを用途別に比較

結論:DXR15mkIIは“メインを張れる”高出力。音圧・明瞭度・耐久性のバランスが良い

DXR15mkII15インチ・ハイパワーのパワードPAスピーカー。量感ある低域と明瞭な中高域、堅牢な筐体で、バンド/DJ/屋外イベントのメインとして扱いやすい万能機です。自前のミキサーやサブウーファー(DXS12mkIIDXS15mkII)と組み合わせることで、小〜中規模を安定カバーできます。

仕様と価格(要点)

主要仕様と参考価格(執筆時点)
項目 内容
型番 DXR15mkII
タイプ 15インチ・2ウェイ・パワード(メインPA/フロント)
想定用途 バンド/DJ/講演/屋外イベントのメインスピーカー
主な特徴 高出力アンプ/パワフルな低域と明瞭なボーカル帯域/堅牢キャビネット
参考価格(執筆時点) 約11.0万円

出典:メーカー公開情報(機能・入出力・筐体)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。

購入・価格チェック

DXR15mkII 評価(低音域5/解像度4/広がり4/駆動性5/設置性3) 低音域 解像度 広がり 駆動性 設置性

評価の算出根拠:メーカー公表データ(入出力・筐体・機能)と設計要素、主要ECレビュー傾向を基準に5軸で比較。

実用レビュー

① 低音域:15インチらしい量感。サブ併用で更に安定

  • キック/ベースの頭が立ちやすく、小〜中規模会場で十分なパンチを確保。
  • より深いローを求める場合は、DXS12mkIIDXS15mkIIを足してクロスを整えると音場が引き締まる。

② 解像度:ボーカル帯の明瞭さと抜け

  • ミッド〜ハイの見通しが良く、MC/ボーカル/スピーチの通りが良い。
  • 適切な角度出しとEQで、ハウリングマージンも確保しやすい設計。

③ 広がり:十分なカバレッジを確保しやすい

  • ステージの間口が広くても、定位の散りが少なく客席全体へ届きやすい。
  • 横一列でのペア運用時は内振りを調整して中央の密度を最適化。

④ 駆動性:パワードで即戦力。入出力も実戦的

  • アンプ内蔵で持ち出しが簡単。ミキサー直結でも運用可能。
  • リンク出力や入力選択により、小規模編成〜2台運用まで柔軟に対応。

⑤ 設置性:堅牢筐体ゆえの重量は要計画

  • ポールマウント/フロア/スタックと設置の自由度は高い一方、重量・サイズは運搬計画が必要。
  • ステージ高と客席勾配に合わせて角度・高さを決めると、明瞭度とカバレッジが安定。
注意・割り切りポイント

  • 持ち運びの頻度が高い現場では、台数や車載手順を含めた動線設計が必要。
  • サブ併用時はクロス/極性/配置を詰めるとローエンドの濁りを回避しやすい。

比較:同帯のYAMAHAとどっちを選ぶ?

項目 STAGEPAS 600BT DXS15mkII DXR15mkII
位置づけ オールインワン(ミキサー一体) サブウーファー(拡張用) メインPA(高出力パワード)
向く人 弾き語り/講演を手早くセット 低域を増強し音圧を底上げ ライブ/DJのメインをしっかり鳴らす
価格感 約12.0万円 約13.0万円 約11.0万円

口コミの傾向

満足の声アイコン

「音圧に余裕があり、ボーカルが抜ける」

満足の声アイコン

「堅牢で現場運用に強い」

満足の声アイコン

「セッティング後の安定感が高い」

不満の声アイコン

「サイズと重量はそれなりにある」

※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。

まとめ:向く人/向かない人

  • 向く人:小〜中規模のライブやイベントでメインを一本で成立させたい/ボーカルの抜けと音圧を重視
  • 向かない人:最小構成で簡易運用(→ STAGEPAS 400BT600BT)/ローエンド最優先(→ DXS18

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