この記事でわかること
- CM-D854BRを味わい/速さ/手入れ/多機能/静音の5軸で評価
- CM-D457(3杯・全自動)/CM-D465B(6杯・全自動)との違い(再現性・速さ vs 所作・静音)
- 「抽出の所作を楽しみたい」「静かに淹れたい」人向けの選び方の要点
※本記事はまとめ記事(全自動&サイフォン)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ ツインバードの全自動&サイフォンを徹底比較|CM-D457/CM-D465B/CM-D457B-A03/CM-D854BRの選び方
結論:“見て愉しむ抽出”。CM-D854BRは静かで香り立ちがよく、所作を味わえる電気式サイフォン
CM-D854BRは4杯(約480ml)・電気式サイフォン。加熱→上昇→抽出→落下の一連の工程をガラス越しに眺められ、香りの立ち上がりと抽出の情緒を楽しめます。動作音が小さく、ミル音もないため早朝・深夜でも使いやすい一方、抽出速度や後片付けは全自動より手間がかかります。ゆっくり淹れる時間を楽しみたい人に噛み合う選択です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | CM-D854BR |
| タイプ | 電気式サイフォン・4杯(約480ml) |
| 想定ユーザー | 抽出の所作・香りを楽しみたい/静音性重視/来客時の“見せる”淹れ方をしたい |
| 主な特徴 | HARIO製ロート&サーバー採用/静かに進む上昇・落下工程/ガラス越しに抽出が見える |
| 参考価格(執筆時点) | 約1.6万円(※時期・店舗により変動します) |
出典:主要量販ECの商品ページ(価格レンジ確認)/仕様公開情報(容量・構成部材)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 味わい:香り立ちと“澄んだ口当たり”
- 加熱で湯温が安定しやすく、上昇〜撹拌後の落下工程で雑味が出にくい。香りは豊かで口当たりはクリア寄り。
- 中細挽き〜中挽きで安定。焙煎中深〜深でも重すぎない後味に仕上がりやすい。
② 速さ:工程を楽しむ“ゆったり抽出”
- 全自動の一括抽出に比べると立ち上がり〜落下まで時間は長め。4杯で日常の“ながら淹れ”に向くペース。
- 事前に粉量をセットしておけば、上昇後の撹拌と落下待ちで抽出の所作を楽しめる。
③ 手入れ:ガラスとろ過器のお手入れがポイント
- ロート・サーバーは割れ物扱い。使用後は粉を捨て、ろ過器(フィルター)の洗浄と乾燥を丁寧に。
- におい移り防止に、使用後はしっかり乾かす。ガラスは柔らかいスポンジでやさしく洗う。
④ 多機能:シンプル設計で“所作に集中”
- 温度・挽き分け制御などの自動機能は非搭載。その分、抽出過程を視覚的に楽しめるのが魅力。
- フィルター消耗品の更新で、風味の維持と扱いの安定を図れる。
⑤ 静音:ミル音なし、工程音も控えめ
- 加熱音・沸騰音は小さく、早朝・夜間でも使いやすい静音性。会話やBGMを邪魔しにくい。
- 全自動のミル駆動音が苦手な人には好相性。
注意・割り切りポイント
- 抽出は全自動より時間がかかる。忙しい朝の“連続抽出”には不向き。
- ガラス×ろ過器の取り扱いと乾燥にひと手間。お手入れ時間を確保できる人向け。
- 味づくりの再現性・スピード重視なら、CM-D457(3杯・全自動)やCM-D465B(6杯・全自動)も検討。
比較:同ブランド内の選び分け
| 項目 | CM-D457(3杯・全自動) | CM-D465B(6杯・全自動) | CM-D854BR(4杯・サイフォン) |
|---|---|---|---|
| 軸 | 再現性・味づくり(温度2段×挽き3段) | まとめ淹れ・家族用(6杯) | 所作・香り・静音 |
| 速さ | 速い(3杯) | 中速(6杯) | ゆったり(工程重視) |
| 手入れ | 中(ミル清掃) | 中(ミル清掃) | 中〜やや多(ガラス・ろ過器) |
| 価格感 | 約3.9万円 | 約4.9万円 | 約1.6万円 |
口コミの傾向
「抽出工程が見えて楽しい。香りがしっかり立つ」
「音が静かで夜でも気兼ねなく使える」
「来客時の見栄えが良い」
「手入れと時間はそれなりにかかる」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。


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