この記事でわかること
- PTV-A120を沸騰/保温/安全/機能/静音の5軸で評価
- PCT-A150(1.5L・大容量)/PCT-A120(1.2L・超軽量)/PCV-A120(1.2L・スタンダード)との違い(温度調節・安全性・静音性)
- 「コーヒー・紅茶・粉ミルクなどでお湯の温度にこだわりたい人」に向けた選び方の要点
※本記事はまとめ記事③(1.2〜1.5L|大容量ケトル)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ タイガー 電気ケトル 大容量おすすめ|1.2~1.5Lクラスの高速モデルを比較
結論:「温度を選べるケトル」。PTV-A120は静かで安全、飲み物に合わせて沸かせる
PTV-A120は1.2L・6段階温度調節付きの電気ケトルで、80〜100℃の中から用途に合わせて沸騰温度を選べます。PCVシリーズゆずりの蒸気レス&二重構造で安全性と静音性も高く、「保温ポットまではいらないけれどお湯の温度はしっかり管理したい」人向けのプレミアム機です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | PTV-A120 |
| タイプ | 1.2L・温度調節機能付き電気ケトル(コードレス給湯) |
| 想定ユーザー | コーヒー・紅茶・緑茶・粉ミルクなどでお湯の温度を使い分けたい家庭/保温ポットは不要な人 |
| 主な特徴 | 80〜100℃の6段階温度調節/蒸気レス&二重構造で本体が熱くなりにくい/静かな沸騰音 |
| 参考価格(執筆時点) | 約8,500円(参考価格) |
出典:タイガー魔法瓶 公式商品情報(PTV-A120|仕様)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 沸騰:1.2Lクラスでもトップクラスの速さ
- 1300Wクラスのハイパワーで、カップ1杯分なら1分前後と待ち時間が短い印象です。
- 満水近くまで入れてもキッチン作業の合間に沸き上がり、ポット代わりの“都度沸かし”に向きます。
② 保温:保温機能はないが、二重構造で冷めにくい
- 電気的な保温はありませんが、本体が二重構造で断熱されているぶん冷め方が緩やかです。
- 続けて数杯分を淹れる程度なら、沸かし直さずに使い切れるケースも多いと感じます。
③ 安全:蒸気レス構造+二重壁で“触れても安心感が高い”
- 蒸気レス構造で沸騰時も蒸気がほとんど上がらず、吊り戸棚の下でも置きやすい設計です。
- 二重構造により外側が熱くなりにくく、小さな子どもがいる家庭でも扱いやすい安全性があります。
④ 機能:6段階温度調節が“飲み物の仕上がり”を変える
- 80〜100℃の間で6段階から選べるので、緑茶/コーヒー/紅茶/粉ミルクなどの適温を狙いやすいです。
- 設定温度に達したら自動オフする仕組みで、沸かしすぎによる風味劣化や電気のムダも防げます。
⑤ 静音:夜のリビングでも使いやすい静かな沸騰音
- 蒸気レス構造の恩恵で沸騰音がマイルドになっており、テレビ視聴中のリビングでも気になりにくいレベルです。
- 注ぎ口の形状も素直で、お湯を注ぐときの“ボコボコ音”が控えめに感じられます。
注意・割り切りポイント
- 温度調節機能付きのため価格はPCV-A120より高めで、「温度指定を使わない人」には割高に映る可能性があります。
- 保温ポットのような長時間保温はできないので、常にお湯をスタンバイさせたい人は電気ポットとの併用も検討してください。
比較:PCT-A150/PCT-A120/PCV-A120とどっちを選ぶ?
| 項目 | PCT-A150 | PCT-A120 | PCV-A120 | PTV-A120 |
|---|---|---|---|---|
| 位置づけ | 1.5L・大容量の軽量ケトル | 1.2L・最軽量クラスの高速ケトル | 1.2L・安全重視のスタンダード | 1.2L・温度調節付きプレミアム |
| 特徴 | 一度にたっぷり沸かせる/シングル構造で軽量 | シリーズ最軽量で取り回し抜群 | 蒸気レス&二重構造で安全性が高い | 6段階温度調節+蒸気レス&二重構造 |
| 向く人 | 家族分を一度に沸かしたい“量重視” | 「とにかく軽さ優先」で1L弱あれば足りる人 | 特別な機能より価格と安全性のバランスを重視する人 | 飲み物ごとにお湯の温度を使い分けたい人 |
| 価格感 | 約7,000円 | 約6,500円 | 約5,500円 | 約8,500円 |
口コミの傾向
「お茶やコーヒーを自分好みの温度で淹れられて便利」
「蒸気が出ないのでキッチン上の棚が結露しにくい」
「静かで夜でも気兼ねなく使える」
「シンプル機より価格が高く、温度調節を使わない人にはもったいない」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。


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