この記事でわかること
- S8 MaxV Ultraを吸引力/自動収集/水拭き/賢さ/静音の5軸で評価
- フラッグシップOMNI(Sシリーズ&Saros)内での立ち位置(AI回避×全自動ステーションの完成度)
- 「手離れ重視×毛ゴミ対策」で選ぶポイントと、同帯のRoborockとの違い
※本記事はまとめ記事①(フラッグシップOMNI)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ Roborock フラッグシップOMNIおすすめ|Sシリーズ&Sarosの全自動ステーションを徹底比較
結論:AIカメラ×全自動の完成度。S8 MaxV Ultraは“毛ゴミに強い強吸引”と“賢さ”で手離れが進む
Roborock S8 MaxV Ultraは、吸引・自動ゴミ収集・モップ洗浄/乾燥をフル装備したフラッグシップOMNI。強力な吸引と絡みにくいブラシで毛ゴミ環境に強く、AIカメラの障害物回避で留守中も任せやすいのが持ち味。拭きの自動洗浄・乾燥まで完結でき、メンテ手間を最小化したい人にフィットします。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | Roborock S8 MaxV Ultra |
| タイプ | 全自動ステーション(自動収集/モップ洗浄・乾燥)×水拭き×強力吸引 |
| 想定ユーザー | 毛ゴミ多めの家庭/留守中に任せたい/拭きのメンテを自動化したい |
| 主な特徴 | AI障害物回避/強力吸引と毛絡みに強い構成/自動洗浄・乾燥で手離れ良好 |
| 評価(5軸) | 吸引力5/自動収集5/水拭き5/賢さ5/静音3 |
| 参考価格(執筆時点) | 約22.8万円 |
評価の算出根拠:メーカー公表スペック(機能構成)と設計要素、主要ECのレビュー傾向を基準に5軸で比較。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 吸引力:毛ゴミ・微細粉じんまで“根こそぎ”
- 強力モーター×密着ヘッドでフローリングの微細粉じんまで回収。ラグ上の毛ゴミの引き上げも得意。
- 絡みにくいブラシ構成でペット毛の多い環境でも清掃力を維持しやすい。
② 自動収集:ダスト処理が“数週間”単位で完結
- 全自動ステーションが集めたゴミを自動回収。紙パック交換までのスパンが長く、捨てる手間を最小化。
- 吸い上げは力強く、微細粉じんの残留が少ない印象。
③ 水拭き:洗浄・乾燥まで自動。一貫ケアで“ニオイ抑制”
- モップは自動洗浄・乾燥に対応。菌やニオイの元を残しにくく、拭き仕上がりが安定。
- 水量・圧の制御で、日常の皮脂汚れや軽いこびりつきにも有効。
④ 賢さ:AIカメラの回避精度で“ほぼ放置”運用
- AI障害物回避が配線や小物を認識し、スタックの確率を低減。留守中掃除の成功率が高い。
- マップ生成・経路設計が緻密で、ゾーン指定・時間指定も柔軟。
⑤ 静音:清掃力優先で“動作音は相応”。時間帯の工夫が鍵
- 強吸引時とステーション動作は音が出やすい。在宅時間を避けたスケジュール運転が現実的。
- アプリで出力を調整すれば、寝室付近の夜間運用も一定の配慮が可能。
注意・割り切りポイント
- ステーションの設置スペースと排気音は要確認。周囲のクリアランス確保で体感音を抑えやすい。
- 価格は上位帯。AI回避と拭きケアの自動化に価値を置く人向け。
比較:同帯のRoborockとどっちを選ぶ?
| 項目 | S8 Max Ultra | Saros 10 | Saros 10R | S8 MaxV Ultra |
|---|---|---|---|---|
| 位置づけ | 静音バランス重視の上位 | フルOMNIの標準 | AI回避強化の上位 | AIカメラ×強吸引の完成度 |
| 強み | 動作音の配慮 | 総合バランス | 回避精度・大きめ間取り | 毛ゴミ対応×放置運用 |
| 価格感 | 約19.8万円 | 約23.8万円 | 約25.8万円 | 約22.8万円 |
口コミの傾向
「毛ゴミの回収力が高く、ブラシのケアが楽」
「留守中の自動運転で部屋が常に整う」
「モップの洗浄・乾燥まで自動でニオイが気にならない」
「ステーション動作音と設置スペースは要配慮」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:毛ゴミが多い/拭きケアを全自動化したい/留守中に任せたい(AI回避重視)
- 向かない人:静音性を最優先(→ S8 Max Ultra)/初期費用を抑えたい(→ Qrevoまとめ)


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