この記事でわかること
  - STAGE A170を低音域/解像度/広がり/駆動性/設置性の5軸で評価
- STAGE A190との違い(量感・スケール/設置性・駆動しやすさのバランス)
- 「省スペース×初めてのフロア型」で失敗しない選び方の要点
    ※本記事はまとめ記事⑥(Stage A|A190/A170)の特化レビューです。全体比較は下記から。
    → JBL Stage Aフロア型おすすめ|A190とA170を比較
  
結論:“置きやすく鳴らしやすい”。STAGE A170は初フロアの「最短距離」
JBL STAGE A170は省スペース設計のフロア型。A190ほどの量感は求めない一方で、低域・解像・広がりの均整が取れており、駆動性と設置性が高いのが魅力です。限られたリビングやワンルームでも導入しやすく、JBLらしい押し出しを手頃に体験できます。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| 型番 | STAGE A170 | 
| タイプ | コンパクト・フロア型(2.5ウェイ相当/デュアルウーファー+ウェーブガイド採用ツイーター) | 
| 想定ユーザー | 初めてのフロア型/小〜中規模リビング/省スペース重視 | 
| 主な特徴 | JBL直系のウェーブガイドによる明瞭な定位/控えめサイズでも十分な量感/設置しやすい筐体 | 
| 参考価格(執筆時点) | 約8.8万円(参考価格) | 
出典:主要EC商品ページの仕様確認と価格レンジをもとに要点を整理。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 低音域:サイズ相応の量感。タイト志向で扱いやすい
- デュアルウーファーで過不足ない低域。音量を上げすぎなくてもベースやキックの存在感が出る。
- 量よりもタイトさ優先の傾向。映画・音楽の両刀で扱いやすい。
② 解像度:価格帯相応の明瞭度。中高域の見通しが良い
- ウェーブガイドの恩恵でボーカルの芯が立つ。金物系の見通しも良好。
- A190比で情報量は控えめだが、トータルの聴き取りやすさは十分。
③ 広がり:スイートスポットが広く、リビングで聴きやすい
- 拡散が素直でリスニング位置の自由度が高い。複数人視聴にも向く。
- 背面〜側面のクリアランスを確保すると音場が自然に広がる。
④ 駆動性:中出力アンプで充分。小音量でも“鳴る”
- 能率・インピーダンスのバランスが良く、中型AVアンプや小型プリメインでも扱いやすい。
- 小音量時でも輪郭が崩れにくく、集合住宅の夜間リスニングに好適。
⑤ 設置性:フロア型でも置きやすいスリム筐体
- 横幅が抑えめでテレビ台脇や本棚横にも収まりやすい。
- 背面ポートの影響を抑えるため、壁からの距離確保と軽いtoe-inが有効。
  注意・割り切りポイント
- 量感を最優先するならSTAGE A190が有利。A170は均整と設置性重視の選択肢。
- 背面が近すぎると低域が膨らむ傾向。数十cmの離隔とインシュレーター調整で最適化。
比較:A190とどっちを選ぶ?
| 項目 | STAGE A190 | STAGE A170 | 
|---|---|---|
| 位置づけ | シリーズ上位・量感とスケール | 省スペースでバランス良好 | 
| 向く人 | 広い部屋/映画の迫力重視 | 初フロア/小〜中規模空間/設置性優先 | 
| 低音域 | 4 | 3 | 
| 駆動性 | 3 | 4 | 
| 設置性 | 3 | 4 | 
| 価格感 | 約13.2万円 | 約8.8万円 | 
口コミの傾向
 
「サイズの割に低域がしっかり。設置も簡単」
 
「ボーカルが前に出て聴きやすい」
 
「小音量でも輪郭が保たれる」
 
「量感重視には少し物足りない」
※主要ECサイトのレビュー傾向を横断要約(個別投稿の直接引用なし)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:初めてのフロア型/小〜中規模の設置/小音量でも聴きやすい環境/設置性と価格のバランス重視
- 向かない人:量感とスケール最優先(→ STAGE A190)/さらに解像・厚みを求める(→ Studio 6シリーズ)
 
  
  
  
  

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