この記事でわかること
- Dyson HP09を暖房/送風/清浄/賢さ/静音の5軸で評価
- TP09(涼風)/HP07(三役・標準)との違い(空気質対応の“深さ”と暖房の実力)
- 「空気質ファースト」で暖房も送風も一台にまとめたい人へ選び方の要点
※本記事はまとめ記事②(上位スマート&ホルムアルデヒド対応)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ Dyson Purifier 上位モデルおすすめ|TP09/HP09/TP07/HP07/TP7Aを比較
結論:“空気質優先”で冬も夏も。HP09はホルムアルデヒド分解×三役で住環境を底上げする
Dyson Purifier Hot + Cool Formaldehyde HP09は、空気清浄+送風+暖房を一体化し、さらにホルムアルデヒドを触媒で分解する上位機。高精度センサーとアプリ連携の可視化・自動制御により、リビングの主役機として通年で運用しやすい完成度です。暖房:5/送風:4/清浄:5/賢さ:5/静音:3のバランスで、空気質の変動が大きい家庭・ペット同居・新築/リフォーム直後にも噛み合います。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | Dyson Purifier Hot + Cool Formaldehyde HP09 |
| タイプ | 空気清浄ファンヒーター(三役)|ホルムアルデヒド分解対応 |
| 主な特徴 | 高精度センサー/密閉フィルター設計/触媒分解/後方気流モード/自動運転/アプリ連携 |
| 想定ユーザー | 空気質の可視化・制御を重視/リビングの暖房補助+通年清浄を一台で完結 |
| 参考価格(執筆時点) | 約5.5万円 |
出典:Dyson 公開情報(フィルター構成・運転モード・センサー)/主要ECの実売レンジ。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 暖房:立ち上がり良好。安全性と循環で“部屋全体が温まりやすい”
- 速暖性に優れ、首振り+循環で体感のムラを抑制。エアマルチプライアーの広がる気流が効きます。
- 羽根や発熱部が露出しない構造で安心。小さな子ども・ペットのいる空間にも相性良し。
② 送風:遠達性のある整流。後方気流で“涼風を出さず清浄”も可能
- 夏は広がる直進性のある風で室内循環をサポート。空気清浄と同時運用がしやすい設計。
- 後方気流モードで人に風を当てず清浄のみ運転が可能。冬の暖房時や在宅ワークに便利。
③ 清浄:ホルムアルデヒドを“分解”し続ける触媒。密閉フィルターで漏れを抑制
- 触媒でホルムアルデヒドを分解し、目詰まりしにくい構造。家具・建材由来のにおい対策に効きます。
- HEPA+活性炭の密閉一体型で微粒子・ガスを捕集。花粉・ハウスダスト・生活臭まで幅広くケア。
④ 賢さ:高精度センサー×アプリで“見える化”。自動で静か・効率よく
- PM2.5/VOC/温湿度などを常時監視し、オートモードで強弱を自動調整。放置運用に向きます。
- アプリで履歴確認・スケジュール・音声操作に対応。離室時の自動化でムダ運転を抑制。
⑤ 静音:通常は気になりにくいが、最大出力は“存在感あり”
- 中〜低速は穏やかでLDKでも馴染みやすい音量。就寝時は風量を絞るか後方気流が有効。
- 暖房最大や強風では音が乗るため、先回り運転(スケジュール)でピーク回避が快適。
注意・割り切りポイント
- 価格は上位帯。清浄の“深さ”と見える化に価値を置ける人向け。
- フィルター更新コストは定期で発生。年間運用費を事前に試算しておく。
- 設置クリアランス(背面・側面)を確保しないと性能・静音で不利。
- 加湿機能は非搭載。加湿が欲しければ別途で併用を。
比較:HP09/TP09/HP07/TP07/TP7Aの選び方
| モデル | 位置づけ | 強み | 価格感 |
|---|---|---|---|
| HP09 | 三役+ホルムアルデヒド分解の最有力 | 冬の暖房も一台で完結/空気質を深くケア | 約5.5万円 |
| TP09 | 涼風+清浄の上位 | 静かな夏運用/ガス検知まで網羅 | 約5.0万円 |
| HP07 | 三役の標準スマート | 暖房・アプリの使い勝手がバランス良い | 約5.5万円 |
| TP07 | 涼風+清浄のスマート定番 | 広範囲送風とアプリが快適 | 約4.0万円 |
| TP7A | Autoreactのコスパ機 | アプリなしでも自動運転可 | 約3.7万円 |
口コミの傾向
「空気質が可視化され、オートで賢く静かに回る」
「冬の立ち上がりが速く、部屋全体が温まりやすい」
「ホルムアルデヒド対応でにおいが気になりにくい」
「最大運転時の音と電気代は気になる」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。


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