この記事でわかること
- Silent Cave CS32BV2を冷却力/容量/温度安定/利便性/静音の5軸で評価
- Silent Cave(吸収式)/Ma Cave(コンプレッサー式)の違い(無音性・温度安定・容量)
- 「無音×小型」重視で、寝室横やキッチンの空きスペースに置きたい人向けの選び方
※本記事はまとめ記事01(ドメティック|Silent Cave/Ma Cave比較)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ ドメティック ワインセラーおすすめ|Silent Cave・Ma Caveの違いと選び方【容量・温度安定・静音性を比較】
結論:“無音×小型”。Silent Cave CS32BV2は生活空間に溶け込む入門セラー
Silent Cave CS32BV2は吸収式・25本収納・単温(8〜18℃)。振動が起きにくくほぼ無音で、寝室近くやキッチン脇にも置きやすいのが魅力です。冷却力と温度安定はコンプレッサー式に一歩譲るものの、日常の保管・熟成の静けさを最優先する小〜中規模のストックに噛み合います。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | Silent Cave CS32BV2 |
| タイプ | 吸収式・単温(8〜18℃)・25本収納 |
| 想定ユーザー | 静音最優先/寝室・書斎・キッチン脇に設置したい/初めての本格セラー |
| 主な特徴 | 無音運転に近い吸収式/振動ゼロに近い保管環境/設置自由度が高い小型筐体 |
| 参考価格(執筆時点) | 約31.1万円(※時期・店舗により変動します) |
出典:ドメティック 公式商品情報(Silent Cave CS32BV2|仕様)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 冷却力:静かに8〜18℃をキープ、引き締めすぎない“穏やか冷却”
- 吸収式らしいマイルドな冷却で、日常の飲用〜保管に十分。短時間で強く下げる用途は不得手です。
- 周囲温度の高い夏場は設置環境(放熱スペース)を守ることでパフォーマンスを維持しやすいです。
② 容量:25本の“ちょうど良い最小限”。省スペースにフィット
- 25本収納は月1〜2本ペースの買い足し+数本の熟成に好相性。初めての本格保管に扱いやすい本数です。
- 棚ピッチの見直しでボルドー主体なら無理なく並べやすい一方、太瓶は配置に工夫が必要です。
③ 温度安定:振動ゼロに近い環境で“静かに守る”
- コンプレッサー式ほどの速い復帰はないものの、吸収式は温度変動が穏やかで、熟成向きの静けさが魅力。
- 直射日光・家電放熱の影響を避け、周囲温度の安定した場所に置くと安定度が高まります。
④ 利便性:設置自由度と“生活相性”が高い
- 運転音がほぼ無いので、寝室・書斎・リビングなど生活動線に近い場所へ置きやすいです。
- 小型筐体で搬入しやすく、床の共振や振動影響が出にくいのも利点です。
⑤ 静音:Silent Caveの名にふさわしい“無音級”の存在感
- 稼働音・振動ともに極小で、夜間も気になりにくいレベル。生活音に完全に溶け込みます。
- 共振防止に設置の水平出しを行うと、体感静音はさらに向上します。
注意・割り切りポイント
- 急冷や温度復帰の速さは不得手。短時間での温度変化を求めるなら、Ma Cave D28(二温度・コンプレッサー式)も検討を。
- 25本超の拡張性は限定的。コレクションが増える見込みなら、Silent Cave CS200B2(168本)が安心です。
比較:同ブランドの候補はどれ?
| 項目 | Silent Cave CS200B2(168本・吸収式) | Ma Cave D28(28本・二温度) | Silent Cave CS32BV2(25本・吸収式) |
|---|---|---|---|
| 強み | 無音×大容量で長期保管に有利 | 二温度管理と加温対応で飲用温度に強い | 無音×小型で設置自由度が高い |
| 温度安定 | 吸収式相応(緩やか) | コンプレッサー式で安定 | 吸収式相応(緩やか) |
| 価格感 | 約70.1万円 | 約14.1万円 | 約31.1万円 |
口コミの傾向
「本当に静かで寝室横でも気にならない」
「小型で置き場所の自由度が高い」
「振動がなくワインを静かに保管できる」
「冷えの立ち上がりがゆっくり」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:静音最優先/寝室・書斎・キッチン脇に設置したい/月1〜2本ペースのストック運用
- 向かない人:二温度で赤白を分けたい(→ Ma Cave D28)/急冷・温度復帰の速さ重視(→ Ma Cave D92)


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