この記事でわかること
- TK-700を明るさ/画質/低遅延/携帯性/静音の5軸で評価
- X3100i(4K/HDR×高画質)/TK705i(明るさ×万能)/TK710STi(高輝度×短焦点)との違い(反応速度最優先の設計)
- 競技系〜対戦重視の4Kゲーミングに向いた選び方の要点
※本記事はまとめ記事①(4K/HDRゲーミング・ホームシアター)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ BenQ 4K/HDRゲーミング・ホームシアターおすすめ|低遅延×高画質の上位モデル比較
結論:“反応速度ファースト”。TK-700は4K/HDRで勝ち筋を太くするゲーミング特化
TK-700は4K/HDR対応DLPのゲーミング指向モデル。最大の魅力はストイックな低遅延で、対戦ゲームの入力応答を重視する人に刺さります。明るさはリビング視聴に十分、画質は素直で見やすい調整幅。映画最優先では上位機が有利ですが、「まずは勝つ」というゲーマーにとっての最短距離の4K入門です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | TK-700 |
| タイプ | 4K/HDR対応 DLP(ゲーミング重視/据置) |
| 想定ユーザー | 対戦・FPS・スポーツ等で応答速度を最優先しつつ、リビングで4K/HDRも楽しみたい |
| 主な特徴 | 低遅延モード/4K入力対応/明るめの映像設計(昼間でも使いやすい) |
| 参考価格(執筆時点) | 約15.9万円(※時期・店舗により変動します) |
出典:BenQ 公式情報(解像度・機能)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 明るさ:リビングでも“映える”実用域
- 白壁・スクリーン問わず明るめの画作り。日中カーテンありなら視認性は十分。
- ゲームUIや字幕がにじまずクッキリ。スポーツ観戦でも輪郭が見やすい。
② 画質:メリハリ重視の4K/HDR“素直な仕上げ”
- 発色は過度に派手すぎないバランスで、ゲーム・配信の両立に向く。
- 暗部は上位機に劣るが、ガンマ調整で実用域に収まる。遅延優先時も見やすさを維持。
③ 低遅延:TK-700の本懐。“勝ち筋”を太くする応答
- 入力応答の速さが武器。FPS・格闘・レースでエイムと操作追従が軽快。
- 4K入力でも実用的な低遅延。可変フレーム依存のブレが少なく、対戦の集中を保ちやすい。
④ 携帯性:据置基調で“動かさない”前提
- 本体サイズ・重量は据置相応。常設設置で安定運用が現実的。
- 短期の持ち出しは可能だが、頻繁な移動には不向き。設置位置を固めたい。
⑤ 静音:ファン音は“ゲーム中は気になりにくい”
- 動作音は中庸。ゲームの効果音・ボイスでマスクされやすい。
- 映像モードと環境温度で音量が変化。通気確保で安定しやすい。
注意・割り切りポイント
- 映画の色再現・暗部表現は上位機に一歩譲る。映画重視はX3100iも要検討。
- 可搬性は低め。常設+遮光環境を整えると満足度が高い。
比較:同帯のBenQでどれを選ぶ?
| 項目 | X3100i | TK705i | TK710STi | TK-700 |
|---|---|---|---|---|
| 位置づけ | 広色域×高コントラストの上位 | 明るさ×万能のリビング向け | 高輝度×短焦点で明所に強い | 低遅延特化の4K入門 |
| 強み | 映画・ゲーム双方の総合力 | 昼間視聴の見やすさ | 短距離設置と実用の低遅延 | 対戦で効く応答速度 |
| 参考価格 | 約29.8万円 | 約18.9万円 | 約22.9万円 | 約15.9万円 |
口コミの傾向
「とにかく入力遅延が少なく、対戦で違いが出る」
「明るくてUIが見やすい。リビングでも快適」
「設定を詰めるとHDRゲームも十分楽しめる」
「映画目的だと暗部の階調がもう少し欲しい」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。


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