この記事でわかること
- X1328WHを明るさ/画質/低遅延/携帯性/静音の5軸で評価
- X1228i(コスパ重視)/X1328Wi(ワイヤレス対応)との違い(解像感と運用のしやすさ)
- 学習塾・社内研修・横長資料の投写に向けた選び方の要点
※本記事はまとめ記事②(高輝度・ベーシック|会議室/教室)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ Acer ビジネスプロジェクターおすすめ|高輝度・ベーシック機を比較【会議室/教室】
結論:“横長資料がキレイ”。X1328WHはWXGAの解像感と明るさで、教室・会議室の定番に
X1328WHはWXGA(1280×800)クラスのビジネスプロジェクター。資料投写に強い明るさと、横長比率のスライド・表計算を見やすくする解像感のバランスが魅力です。台形補正やズームで設置自由度を確保しつつ、ランプ機の運用コストを抑えたい現場にも馴染む“ちょうど良いスタンダード”です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | X1328WH |
| タイプ | ビジネスプロジェクター/WXGA(1280×800)/DLP |
| 想定シーン | 学習塾・社内研修・会議室の資料投写(横長スライド/表計算) |
| 主な特徴 | 明るさ重視の表示/横長資料での視認性/台形補正・ズームで設置がしやすい |
| 参考価格(執筆時点) | 約6.2万円 |
出典:Acer 公式商品情報/主要ECの商品ページ(価格レンジ確認)/カタログ記載仕様。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 明るさ:蛍光灯下でも“読みやすさ優先”
- 明るさ4評価。照明を落とし切れない会議室・教室でも、文字資料がクッキリ見やすい。
- ホワイト基調のスライドや表計算でコントラストの立ち上がりが素直。板書と併用しても視認性が崩れにくい。
② 画質:WXGAで横長スライドにちょうど良い解像感
- 画質3評価。WXGA(1280×800)により、横長レイアウトの図表や一覧性が高い資料に向く。
- 色再現はビジネス用途に十分。細字フォントも潰れにくい表示で手元資料なしでも進行しやすい。
③ 低遅延:標準プレゼン用途に十分な応答
- 低遅延3評価。動画再生やオンライン会議の画面共有は問題なし。対戦ゲームのような厳密なラグ要件は非想定。
④ 携帯性:据え置き中心でも“移動設置がしやすい”
- 携帯性3評価。常設前提ながら、会議室間の移動も対応できる質量感。収納・持ち出しの運用が現実的。
- 台形補正やズームで投写位置の微調整が容易。常時の再設置でもセットアップが速い。
⑤ 静音:ファン音は標準的。運用設定で抑制可能
- 静音3評価。標準輝度では会議・授業の進行を妨げにくい音量。エコモード併用でさらに静かに。
注意・割り切りポイント
- 長めの投写距離を取る環境で最適化。短焦点が必要ならホーム向け短焦点まとめも検討。
- 内蔵スピーカーは音声補助レベル。音量が必要な場は外部スピーカー推奨。
- HDMIなどの配線は環境に合わせて別途準備。運用時はケーブル長と固定方法を事前に確認。
比較(同帯Acer)
| 項目 | X1228i | X1328WH | X1328Wi |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | コスパ重視の明るい資料投写 | WXGAで横長資料に強い定番 | ワイヤレス投写対応の便利モデル |
| 解像度 | SVGA/XGA帯(資料中心) | WXGA(1280×800) | WXGA(1280×800) |
| 利点 | 価格優位/導入しやすい | 表計算・横長スライドが見やすい | ケーブル最小化/フレキシブル運用 |
| 参考価格 | 約5.9万円 | 約6.2万円 | 約6.5万円 |
口コミの傾向
「明るく、文字がはっきり読める」
「横長スライドや表の見やすさがちょうど良い」
「設置後の台形補正とズームで調整が簡単」
「音量を上げるとファン音が気になる場面がある」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:学習塾・研修・会議での横長資料が中心/常設+たまに移動/明るい室内での視認性を重視
- 向かない人:短距離で大画面を出したい(→ ホーム向け短焦点まとめ)/配線を最小化したい(→ X1328Wi)


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