この記事でわかること
- RR-400CF LPを火力/立上り/容量/使い勝手/静音の5軸で評価
- RR-400CF 13A/RR-550CF LPとの違い(炊き上がり量・回転率・導入コスト)
- 仕込みの山を一気に炊き切る小〜中規模厨房に向けた選び方の要点
※本記事はまとめ記事⑦(CF/C 400・550|業務用4〜5.5升)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ リンナイ CF/C 400・550おすすめ|業務用4〜5.5升の大容量を比較
結論:“4升の主力”。RR-400CF LPは高火力×安定炊きで、ピーク時の回転を落とさない
RR-400CF LPは4升・CF系・LPガス対応の業務用ガス炊飯器。火力5/立上り4のバランスで連続炊飯に強く、仕込みの波が大きい現場でも炊きムラを抑えやすいのが持ち味。2〜3釜の循環運用にも噛み合い、毎時の提供量を底上げしやすい“現場の定番”です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | RR-400CF LP |
| タイプ | 4升・業務用ガス炊飯器(CF系)/LPガス対応 |
| 想定ユーザー | 小〜中規模飲食店・仕出し・セントラルキッチンの仕込み用 |
| 主な特徴 | 高火力バーナー/安定した炊き上がり/業務運用しやすい堅牢設計 |
| 参考価格(執筆時点) | 約9.9万円 |
出典:主要ECの商品ページ(価格レンジ確認)/リンナイ 公表のシリーズ特性。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 火力:大容量でも芯までふっくら、炊き増しもブレにくい
- 強力バーナーで沸騰〜蒸らしまで一気に進行。まとめ炊きでも粒立ちが揃い、丼物・定食の提供が安定。
- 2釜運用時も火力の余力があり、ピーク時の回転落ちを抑制します。
② 立上り:予熱〜沸騰のテンポが良く、段取りの自由度が増す
- 立上り4相当のテンポで、予約や仕込みのリズムを組みやすい。前炊きの余熱からの再スタートも軽快。
- 炊き増しの合間に副菜や汁物を回せるため、厨房動線が詰まりにくい印象です。
③ 容量:4升の“ちょうど良さ”。提供数と保温ロスのバランスが良い
- ランチピークの主食提供を一本で支えやすい実容。大量保温を避けたい店にも適合。
- 1回炊きの歩留まりが読みやすく、フードロス抑制にも寄与。
④ 使い勝手:シンプル操作で属人化しにくい
- 直感的な操作系で新人でも扱いやすい。日々の手順が標準化しやすく、引き継ぎもスムーズ。
- 外装は清掃しやすい面構成で、閉店後のリセット時間を短縮できます。
⑤ 静音:厨房の環境音に埋もれる控えめさ
- 運転音は業務用として標準的で、接客スペースへの音漏れリスクは小さめ。
- 水平設置とクリアランス確保で、振動・共鳴の抑制が可能です。
注意・割り切りポイント
- LPガス専用。ガス種を混同せず、既設配管・圧力条件を事前確認。
- 設置は可燃物との離隔・換気を遵守。熱や蒸気の逃げを確保してください。
- 4升で足りない日はRR-550CF LP(5.5升)の導入や2台体制も検討。
比較:同帯のリンナイ(4〜5.5升)とどっちを選ぶ?
| 項目 | RR-400CF 13A(4升) | RR-550CF LP(5.5升) | RR-400CF LP(4升) |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 4升・都市ガス対応 | 最大クラスの5.5升 | 4升・LPガス対応 |
| 向く現場 | 都市ガス配管の厨房 | 提供数が常時多い店舗 | LPボンベ運用/可搬・郊外店 |
| 評価軸 | 火力5/立上り4 | 火力5/立上り4 | 火力5/立上り4 |
| 価格感 | 約9.9万円 | 約10.9万円 | 約9.9万円 |
口コミの傾向
「4升で回せるのでピークの炊き増しが楽」
「粒立ちが安定して丼物の提供がスムーズ」
「清掃がしやすく閉店後の片付けが早い」
「もう少し静かだと助かる」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:LPガス運用の小〜中規模店/ピークに炊き増しが発生/安定した粒立ちを重視
- 向かない人:常時大人数提供(→ RR-550CF LP)/都市ガス配管前提(→ RR-400CF 13A)


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