この記事でわかること
- Ma Cave D92を冷却力/容量/温度安定/利便性/静音の5軸で評価
- Ma Cave D28(28本・二温度)との違い(容量余裕・温度安定・設置要件)
- “本格保管×大容量”を家庭〜小規模店舗で実現する際の選び方
※本記事はまとめ記事①(Silent Cave/Ma Cave横断)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ ドメティック ワインセラーおすすめ|Silent Cave・Ma Caveの違いと選び方【容量・温度安定・静音性を比較】
結論:“温度安定×大容量”。Ma Cave D92は92本ストックを“静かすぎない現実解”で支える
Ma Cave D92はコンプレッサー式・92本・271Lの大容量モデル。温度復帰と安定性に優れ、家庭の本格ストックから小規模店舗までカバーします。棚ピッチとレイアウトの自由度も高く、ケース買いの回転と長期保管の両立に好適。静音性は吸収式ほどではないものの、設置条件を守れば実用十分なバランスです。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | Ma Cave D92 |
| タイプ | コンプレッサー式/最大92本・約271L(フルボトル想定) |
| 想定ユーザー | 家庭の本格ストック/小規模店舗・ワインバー/長期保管+回転在庫の併用 |
| 主な特徴 | 温度の安定性/大容量と棚レイアウトの自由度/ロック・異常アラーム等の基本装備 |
| 参考価格(執筆時点) | 約24.2万円 |
評価はメーカー公表情報と主要EC掲載情報、設計要素の比較を基に作成。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 冷却力:コンプレッサー式の“底力”で大量投入後も復帰が速い
- ケース買いの一括投入でも温度復帰が速く、在庫回転時の温度上振れを抑えやすい。
- 庫内ファンとコンプレッサー制御の相性が良く、ドア開閉頻度が高い店舗使いにも向く印象。
② 容量:92本・271Lで“買い増し”を先回り
- 92本クラスは家庭の本格ストックや、週末のまとめ仕入れに余裕が出るサイズ。
- 棚レイアウトでボルドー主体・ブルゴーニュ混在などに柔軟対応。将来の拡張前提でも運用しやすい。
③ 温度安定:長期保管と飲用管理の“基礎体力”が高い
- コンプレッサー式の特性で環境温度変化への追従性が高く、庫内温度のブレが抑えやすい。
- 断熱・気密の作りがしっかりしていて、季節の温度差が出やすい設置場所でも安定。
④ 利便性:鍵・アラーム・棚の調整性で“運用がラク”
- ロック・異常アラームなど基本装備が揃い、夜間や離席時も安心。
- 棚の出し入れがスムーズで、入替・棚卸しの時短に貢献。
⑤ 静音:吸収式ほどではないが、設置を守れば“日常域”
- コンプレッサー作動音はあるものの、放熱スペースと水平設置を守れば気になりにくい。
- 静音最優先なら吸収式のSilent Cave CS200B2(168本)も検討軸。
注意・割り切りポイント
- 本体サイズ・放熱クリアランスの確保が必須。壁・天面の離隔は事前に採寸を。
- 静音性は吸収式に劣る。寝室隣接など極静環境には不向き(→ CS200B2)。
比較:Ma Cave D28/Silent Cave CS200B2とどっちを選ぶ?
| 項目 | Ma Cave D28(28本) | Silent Cave CS200B2(168本) | Ma Cave D92(92本) |
|---|---|---|---|
| 方式 | コンプレッサー式(二温度) | 吸収式(無音に近い) | コンプレッサー式(温度安定) |
| 向く人 | 家庭用の省スペース+二温度管理 | 静音最優先・大容量の長期保管 | 本格保管×在庫回転を両立 |
| 価格感 | 約14.1万円 | 約70.1万円 | 約24.2万円 |
口コミの傾向
「温度の安定感が高く、赤白とも状態が落ち着く」
「92本で買い増しの余裕ができ、整理がしやすい」
「鍵とアラームで店舗運用でも安心」
「無音ではないので静音最優先なら別機種が良い」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:家庭〜小規模店舗で本格保管/ケース買い・在庫回転を両立/温度の安定を重視
- 向かない人:極静音を最優先(→ Silent Cave CS200B2)/二温度の家庭用標準サイズで十分(→ Ma Cave D28)


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