この記事でわかること
- CM-D457を味わい/速さ/手入れ/多機能/静音の5軸で評価
- CM-D465B(6杯・家族用)/CM-D457B-A03(同等本体・同梱強化)との違い(容量・味作り・導入しやすさ)
- 少人数で“味を作り込む”派に向けた選び方の要点
※本記事はまとめ記事(全自動3杯/6杯/サイフォン)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ ツインバードの全自動&サイフォンを徹底比較|CM-D457/CM-D465B/CM-D457B-A03/CM-D854BRの選び方
結論:少人数の“最適解”。CM-D457は温度2段×挽き分け3段でハンドドリップの再現性が高い
CM-D457は全自動・最大3杯(約450ml)。83℃/90℃の湯温設定と、粗・中・細の3段階挽き分け、6方向シャワードリップで、香りと甘みのバランスを作りやすいのが持ち味。毎朝1〜2杯を淹れる少人数にジャストで、味わい5・速さ4のバランスが“毎日おいしい”に直結します。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | CM-D457 |
| タイプ | 全自動・最大3杯(約450ml)/低速臼式フラットミル/6方向シャワードリップ |
| 味づくり | 湯温2段(83℃/90℃)+挽き分け3段(粗・中・細)で狙いの風味に調整 |
| 想定ユーザー | 1〜2人/淹れるたびに“香り・甘み”を微調整したい少人数 |
| 参考価格(執筆時点) | 約3.9万円 |
出典:ツインバード 公式商品情報(仕様・価格)/主要ECの価格レンジ確認。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 味わい:温度×挽き分けで“甘みを引き出す”再現性
- 83℃は酸味と香りを立て、90℃はコク・厚みを強調。豆の個性に合わせて狙い撃ちしやすい。
- 粗・中・細の3段挽き分けと6方向シャワードリップで、えぐみを抑えたクリーンな余韻に仕上がる。
② 速さ:3杯規模なら“朝の支度と同時進行”で完了
- 全自動で挽き〜抽出まで一貫。同容量帯では待ち時間が短い部類で、出勤前の1〜2杯に好適。
- 一度に大量抽出は想定外。6杯のCM-D465Bが得意。
③ 手入れ:ミル周りは“粉残り”前提で軽清掃
- 臼式ミルは香味面で強み。使用後はブラシで軽く粉掃除が基本。週末に分解清掃で十分。
- ドリッパーとサーバーは洗いやすい構造で日々の負担は中程度。
④ 多機能:必要十分。味設定に集中できる
- 湯温2段+挽き3段に加え、蒸らしを活かしたシャワードリップで味の土台は万全。
- 予約や保温などの付加は最小限。味の再現性にフォーカスした設計。
⑤ 静音:ミル動作はそれなり。抽出は穏やか
- 挽き時は一般的な全自動相応の音量。抽出工程は静かで落ち着いた動作音。
- 静音重視の所作派はサイフォン(CM-D854BR)も選択肢。
注意・割り切りポイント
- 最大3杯の少人数設計。家族でまとめ淹れならCM-D465B(6杯)が現実的。
- CM-D457B-A03は本体同等で同梱強化のパッケージ。重複購入に注意。
比較:同帯ツインバードでどれを選ぶ?
| 項目 | CM-D457B-A03(3杯) | CM-D465B(6杯) | CM-D457(3杯) |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 同等本体+同梱強化 | 家族・作り置き向け大容量 | 少人数の味づくり特化 |
| 強み | 始めやすいセット | ブレずに香る大量抽出 | 温度2段×挽き3段の再現性 |
| 参考価格 | 約3.7万円 | 約4.9万円 | 約3.9万円 |
口コミの傾向
「温度と挽き分けで味の違いがはっきり出る」
「3杯までなら朝でも素早く淹れられる」
「シャワードリップで雑味が出にくい」
「ミル掃除は手間。週末の分解清掃は必須」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:1〜2人/毎朝の味を微調整したい/抽出の再現性と香りを重視
- 向かない人:家族のまとめ淹れ(→ CM-D465B)/同梱重視で始めたい(→ CM-D457B-A03)


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