この記事でわかること
- PJ WXL3540を明るさ/画質/低遅延/携帯性/静音の5軸で評価
- PJ WXL4760(WXGA・明るさ重視)/PJ WXL4960(設置柔軟・配線しやすい)との違い(明るさ・設置自由度・価格バランス)
- 小会議室〜現場持ち込みで、省スペースに導入する際の選び方の要点
※本記事はまとめ記事③(省スペース&モバイル)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ リコー モバイル&短焦点プロジェクターおすすめ|小会議室・持ち運びに最適
結論:“置きやすく見やすい”。PJ WXL3540は省スペース運用の定番ベースとして堅実
PJ WXL3540はWXGA/レーザー光源の省スペース向けモデル。明るさ・静音・設置性のバランスがよく、小会議室や現場持ち込みで安定して使えます。上位の明るさや拡張性が必要なければ、運用コストと扱いやすさを両立できる実用機です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | PJ WXL3540 |
| タイプ | WXGA/レーザー光源/省スペース設置向け |
| 想定シーン | 小会議室・打合せスペース/現場持ち込みの簡易投写 |
| 主な特徴 | レーザーで立ち上がりが速く安定投写/静音で会議の妨げになりにくい/置き場所に困りにくい |
| 参考価格(執筆時点) | 約28.0万円 |
出典:リコー 公式商品情報(解像度・光源)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 明るさ:小会議室〜50〜80インチで見やすい実用域
- レーザー光源で立ち上がりが速く、打合せの開始がスムーズ。
- ブラインド使用の会議室なら資料の文字・グラフが十分に視認できるレベル。
② 画質:WXGAで資料が締まる。動画は“伝わる”品質
- WXGAでビジネス資料に丁度よい解像感。細線のグラフや表も読み取りやすい。
- 色の過飽和が少なく、自然な発色で投写しやすい。
③ 低遅延:一般会議の操作感は良好
- プレゼンのページ送りやポインタ操作は違和感の少ない追従。
- ゲーム用途などの厳格な遅延要件は非対象だが、ビジネス用途には十分。
④ 携帯性:省スペースで“置き場所に困らない”
- 設置占有が小さく、会議室のテーブルやワゴン上で取り回しやすい。
- 常設も持込も想定しやすい現実的なサイズ・重量感。
⑤ 静音:会議の妨げになりにくい落ち着き
- ファンノイズは控えめで、発言や録音の邪魔になりにくい。
- エコ系モード活用で静音と視認性のバランスを取りやすい。
注意・割り切りポイント
- WXGAのため、緻密なCAD図面や4K動画の細部再現には不向き(高精細重視ならPJ UHL3660も検討)。
- 明るい大空間や100インチ超の常時投写は光量不足の可能性(小中会議室での使用が適正)。
比較(同帯リコー)|どれを選ぶ?
| 項目 | PJ WXL4760 | PJ WXL4960 | PJ WXL3540 |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 小中会議室の定番WXGA(明るさ重視) | 省スペース×設置柔軟(配線しやすい) | 省スペース導入のベーシック |
| 向く用途 | 明るめ会議室/80〜100インチ | 常用投写×柔軟な設置 | 小会議室/持込運用 |
| 価格感 | 約32.0万円 | 約34.0万円 | 約28.0万円 |
口コミの傾向
「起動が速く、会議の開始がスムーズ」
「音が静かで打合せに集中できる」
「小会議室での資料投写にちょうど良い」
「大きな会場ではもう少し明るさが欲しい」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:小会議室中心/省スペースでサッと設置/静音重視で会議を邪魔しない
- 向かない人:大画面×高精細を最優先(→ UHD対応クラスまとめ)/明るい大会議室(→ 高輝度レーザーまとめ)


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