この記事でわかること
- MH733を明るさ/画質/低遅延/携帯性/静音の5軸で評価
- LW650(レーザー高輝度)/MW560(導入しやすいWXGA)との違い(光源・運用性・コスト)
- 会議室・講義室で“見やすさと安定運用”を重視する人の選び方
※本記事はまとめ記事③(ビジネス・教育スタンダード)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ BenQ ビジネス/教育用プロジェクターおすすめ|明るさと運用性で選ぶ定番3機種
結論:“ちょうど良い定番”。MH733はフルHDの解像感×明るさで、会議・講義の視認性を底上げ
MH733はフルHD・ビジネス/教育向けのバランスモデル。明るい会議室でも文字・図表がくっきり見やすく、動画も違和感の少ない自然な発色。ネットワーク運用や柔軟なズームで設置・管理がしやすく、常設から部屋間移動まで“現場寄り”の使い勝手が魅力です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | MH733 |
| タイプ | フルHD(1920×1080)・ビジネス/教育向け(会議室・講義室常設〜移設運用) |
| 想定ユーザー | 資料投影重視/動画も併用/運用負荷を抑えたい法人・学校 |
| 主な特徴 | 高輝度で文字が読みやすい/フルHDで細部まで明瞭/柔軟なズームとネットワーク管理 |
| 参考価格(執筆時点) | 約10.8万円(※時期・店舗により変動します) |
出典:BenQ 公表仕様/主要EC掲載情報(価格レンジ確認)/実機運用での操作感。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 明るさ:蛍光灯下でも“読める”文字サイズに
- 高輝度で白場がしっかり立つため、照明を落とせない会議室でも資料のコントラストが確保しやすい。
- スクリーンがない壁投写でも、太字・細線の視認性が保ちやすく、後方席の読み取りを助けます。
② 画質:資料優先の色再現、動画も破綻少なめ
- フルHDで小さな文字や罫線も滑らか。写真入りの提案書や地図もディテールが出やすい。
- 色温度・ガンマの調整幅が実用的で、写真・動画の“青かぶり/黒つぶれ”を抑えやすいバランス。
③ 低遅延:ビジネス用途に十分、競技ゲームは非推奨
- カーソルやページ送りの反応は良好で、Web会議共有や講義の板書カメラでも違和感は少ない。
- 競技系ゲーム用途は想定外。ゲーム最優先なら短焦点・低遅延の別モデルを検討を。
④ 携帯性:据置中心でも“運用しやすい”サイズ感
- 常設向けの安定感がありつつ、可搬もしやすい重量クラス。部屋間のスポット移設にも対応。
- 柔軟なズームでスクリーンサイズの微調整が容易。既設の天吊金具でも段取りが組みやすい。
⑤ 静音:エコ運転時は“声に埋もれる”音量
- 会議中は人の声量に紛れるレベルで、動画再生時も気になりにくい。騒音が響く部屋でも運用しやすい。
- 高輝度連続運転ではファン音が増えるため、明るさ設定を使い分けると快適です。
注意・割り切りポイント
- 4K/HDRには非対応。映画の質感最優先なら別帯を検討。
- 長時間運用の消耗を抑えるなら、LW650(レーザー光源)も比較候補。初期費用を抑えるならMW560(WXGA)が選択肢。
比較:LW650/MW560とどっちを選ぶ?
| 項目 | LW650(レーザー) | MW560(WXGA) | MH733(フルHD) |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | レーザー光源で静音・長寿命 | 導入しやすい定番解像度 | 明るさ×解像感のバランス |
| 向く人 | メンテ負荷と静音性を重視 | コスト最優先/常設多数台 | 資料も動画も“見やすさ”重視 |
| 価格感 | 約12.5万円 | 約7.5万円 | 約10.8万円 |
口コミの傾向
「明るい会議室でも文字が読める」
「フルHDで写真・図表の細部も見やすい」
「運用がシンプルで扱いやすい」
「暗室映画用途だと物足りない」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:会議・講義の資料視認性重視/動画も破綻なく流したい/運用負荷を抑えたい
- 向かない人:映画や4K/HDRの質感重視/超短距離設置を最優先(→ 短焦点・超短焦点まとめ)


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