この記事でわかること
- X1128iを明るさ/画質/低遅延/携帯性/静音の5軸で評価
- X1228i/X1328WH/X1328Wiとの違い(解像度・ワイヤレス・価格感)
- 会議室・教室の資料投写を“明るく見やすく”する導入向けの選び方
※本記事はまとめ記事②(ビジネス|高輝度・ベーシック)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ Acer ビジネスプロジェクターおすすめ|高輝度・ベーシック機を比較【会議室/教室】
結論:“コスパで選ぶ”ならX1128i。明るさと運用のしやすさで、まずは1台の本命
Acer X1128iは高輝度×ベーシック画質のエントリー機。明るい会議室・教室でも文字がクッキリ読める視認性と、扱いやすい設置性・静音バランスで、日常の資料投写を安定させます。精細な映像美よりも、“見やすさ最優先”の資料投写に最適。まずは1台導入して運用を整えたい場面の定番解です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | X1128i |
| タイプ | ビジネス向けベーシック(明るい会議室・教室の資料投写) |
| 想定ユーザー | 中小会議室・学習塾・社内研修/まずは1台の導入/運用コストを抑えたい |
| 主な特徴 | 高輝度で文字が見やすい/台形補正で設置しやすい/ランニングを抑えやすい |
| 参考価格(執筆時点) | 約5.5万円 |
出典:Acer 公式商品情報/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。実運用の使い勝手は会議室・教室での資料投写を想定。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 明るさ:照明下でも“文字が読める”実用輝度
- 高輝度ランプで会議室の常時点灯環境でも資料が判読しやすい。白地スライドや表組の視認性が良好。
- ブラインド無しの昼間でも、文字サイズを一段上げれば十分運用できる明るさです。
② 画質:資料最適のベーシック解像感
- 文字・図形重視の資料投写に最適化。写真や映像の色再現は十分実用だが、映画鑑賞向きではない印象。
- コントラストは会議用途なら必要十分。色味はプレゼンモードでくっきり感を出すと読みやすい。
③ 低遅延:一般プレゼンでは違和感のないレスポンス
- PC接続でのページ送り・動画再生は標準的な反応。タイムラグが致命傷になる用途でなければ問題なし。
- ゲーム大会のような厳密な低遅延は専門機に譲るが、ビジネス視聴では十分。
④ 携帯性:据え置き前提でも“運搬しやすい”サイズ
- 本体サイズは会議室常設にちょうど良い据え置き級。移動設置も現実的な重さで、フロア間の持ち運びも可。
- 設置は台形補正+ズームで調整しやすく、常設棚がなくても使い回しやすい。
⑤ 静音:会議進行の妨げにならない運転音
- 通常輝度ならファン音は発言・録音の邪魔になりにくいレベル。高輝度運転時はやや音量が上がる。
- 吸排気を塞がないレイアウトにすると、熱ダレも抑えやすく安定して静かに使える。
注意・割り切りポイント
- 映像作品の色再現・黒の沈みはシアター機に及ばない。映画鑑賞重視ならホーム帯を要検討。
- 解像度は資料最適の入門寄り。細密な図面・写真編集は上位解像度機が向く。
- 台形補正は便利だが、投写面と本体の平行を意識すると文字のにじみが出にくい。
比較(同帯Acer)|どれを選ぶ?
| 項目 | X1228i | X1328WH | X1328Wi | PL2520i | X1128i |
|---|---|---|---|---|---|
| 位置づけ | 明るさ強化のコスパ帯 | 横長資料向けWXGA | ワイヤレス投写対応 | レーザー光源・高輝度 | エントリーの定番 |
| 向く用途 | 文字資料中心+明るい部屋 | 横長スライド・動画を少し | 配線最小化・設置自由度 | 大型会場・長時間運用 | まずは1台の導入・標準会議室 |
| 価格感 | 約5.9万円 | 約6.2万円 | 約6.5万円 | 約25.0万円 | 約5.5万円 |
口コミの傾向
「明るくて文字が読みやすい」
「設置や台形補正が簡単で運用しやすい」
「ファン音が気にならず会議が進めやすい」
「映画視聴の画質には物足りない」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:会議室・教室の常時点灯環境/文字資料を明るく大きく見せたい/導入コストを抑えたい
- 向かない人:高精細な映像美を重視(→ ホーム・高画質まとめ)/ワイヤレス前提(→ X1328Wi)


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