この記事でわかること
  - DXS15mkIIを低音域/解像度/広がり/駆動性/設置性の5軸で評価
- DXS12mkII(小〜中規模・軽量)/DXS18(大規模・深いロー)との違い(量感・可搬性・会場規模)
- 中規模イベント〜ライブハウス規模に向けたサブウーファーの選び方と実運用の要点
    ※本記事はまとめ記事⑨(ポータブルPA/ライブ)の特化レビューです。全体比較は下記から。
    → YAMAHA ポータブルPA・ライブ用おすすめ|STAGEPAS/DXR/DXSを用途別に比較
  
結論:“15インチの余裕”。DXS15mkIIは中規模会場をしっかり満たす低域と、現場で扱いやすいパワード設計が強い
DXS15mkIIは15インチ・パワードサブウーファー。クラス相応の音圧と量感で中規模現場のベースを支え、クロス/位相/D-XSUBプリセットでシステム合わせが容易。DXRシリーズとの組み合わせで一体感のある低域を作りやすく、ライブ/DJ/イベントPAの現場で“迷わない”選択肢です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| 型番 | DXS15mkII | 
| タイプ | 15インチ・パワードサブウーファー(木製キャビネット/ポールマウント対応) | 
| 想定ユーザー | 中規模ライブ/イベントPA/DJ/レンタル用途の主力 | 
| 主な特徴 | 可変クロス/位相切替/D-XSUB(BOOST/XTENDED LF)/保護回路と堅牢設計 | 
| 参考価格(執筆時点) | 約13.0万円(※時期・店舗により変動します) | 
出典:YAMAHA 公式商品情報(DXS15mkII|機能・仕様)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 低音域:15インチならではの“量感と深さ”で中規模会場をカバー
- キックやベースのファンダメンタルをしっかり支える量感。クラブ系やロックでも不足感が出にくい。
- D-XSUB(BOOST/XTENDED LF)で狙いを調整。音圧優先/伸び優先を会場に合わせて即切替。
② 解像度:輪郭は十分。トップとのクロス調整で“締まり”が増す
- サブ帯域の分離は良好。クロス周波数と位相を詰めるとタイトさが向上。
- DXR15mkIIなどYAMAHAトップとの組み合わせで、音色の統一感が出やすい。
③ 広がり:配置と向きで“客席の均一性”を確保
- 単発では前方中央に集中しがち。左右対称配置やアーク配置でカバレッジを補正。
- 客席端の薄さはクロス/遅延調整で改善。床や壁の反射も併せて確認。
④ 駆動性:パワードの即戦力。保護機能で現場運用に強い
- 内蔵アンプ+保護回路で過大入力時も安定。初期セットアップが早い。
- HPF/LPF・位相の基本が本体で完結。ミキサー側の負荷を抑えられる。
⑤ 設置性:可搬性は15インチ相応。運搬・床対策の一工夫で安定
- 重量・サイズは中量級。台車/グリップ活用で搬入を安全に。
- ポールマウント/スタックに対応。床の鳴きにはボード/ゴム受けで対策。
  注意・割り切りポイント
比較(同帯YAMAHA):DXS12mkII/DXS18とどっちを選ぶ?
| 項目 | DXS12mkII | DXS18 | DXS15mkII | 
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 軽量・小〜中規模向け | 大規模・深いロー | 中規模の主力・量感と扱いやすさの両立 | 
| 向く人 | 搬入頻度が高い少人数現場 | 広い会場/大音量要求 | ライブハウス〜屋外中規模の定番解 | 
| 価格感 | 約10.0万円 | 約17.0万円 | 約13.0万円 | 
口コミの傾向
 
「中規模会場で十分な押し出し」
 
「D-XSUBで現場に合わせやすい」
 
「DXRとの組み合わせで音色が揃う」
 
「運搬はそれなりに重い」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
 
  
  
  
  


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