この記事でわかること
  - DXS12mkIIを低音域/解像度/広がり/駆動性/設置性の5軸で評価
- DXR15mkII(トップ用)/DXS15mkII(15インチ)との違い(量感・運搬性・拡張余地)
- 小〜中規模イベントに向けた低域強化の最適解と組み合わせの要点
    ※本記事はまとめ記事⑨(ポータブルPA/ライブ)の特化レビューです。全体比較は下記から。
    → YAMAHA ポータブルPA・ライブ用おすすめ|STAGEPAS/DXR/DXSを用途別に比較
  
結論:“機動力のある低域”。DXS12mkIIは軽量×十分な量感で小〜中規模を支える
DXS12mkIIは12インチ・パワードサブ。必要十分な低域量感と取り回しやすさを両立し、講演/弾き語り/小規模ライブの底面を確実に補強します。上位の15/18インチよりも運搬・設置が速く、短時間の設営・撤収や限られた搬入動線で強みを発揮。単体運用〜2台拡張まで段階的にスケールでき、DXRシリーズのトップと相性良好です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| 型番 | DXS12mkII | 
| タイプ | 12インチ・パワードサブウーファー(PA)/ポールマウント対応 | 
| 想定シーン | 小〜中規模ライブ/講演会/屋内イベント/移動PA | 
| 主な特徴 | クラスDアンプ/可変クロスオーバー/D-XSUBモードで量感調整/入出力リンク | 
| 参考価格(執筆時点) | 約10.0万円(※時期・店舗により変動します) | 
出典:YAMAHA 公式商品情報(DXS12mkII|仕様)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 低音域:小〜中規模で“量感と締まり”を両立
- 12インチ+クラスDで立ち上がりが速く、タイトなキックが作りやすい。
- D-XSUB(NORMAL/BOOST/XTENDED LF)で量感を可変。会場規模やジャンルに合わせて即応できる。
② 解像度:音像の芯を支える素直な質感
- 中低域の“もたつき”が少なく、ボーカル帯の明瞭度を損ねにくい仕上がり。
- トップ(例:DXR15mkII)とのクロス調整で、帯域の継ぎ目が自然に繋がる。
③ 広がり:会場規模に応じて配置でカバー
- 単発でも前方エリアの体感を底上げ。2台対向や中央クラスターでカバレッジを拡大。
- 壁・コーナーの寄り過ぎはピークを生みやすい。距離と角度で定在波を回避。
④ 駆動性:内蔵アンプと管理機能で現場効率
- 内蔵クロス/リンク出力でセットアップが速い。現場の追加ケーブルも最小化。
- 保護回路と堅牢筐体で、繰り返しの持ち出しに耐える運用性。
⑤ 設置性:軽量・コンパクトで動線に強い
- 同シリーズ上位より軽量・省スペース。狭いエレベーターや階段でも運びやすい。
- ポールマウント対応でトップ同軸設置が可能。現場の占有面積を抑えられる。
  注意・割り切りポイント
比較:同帯YAMAHAでの立ち位置
| 項目 | DXS12mkII | DXS15mkII | DXS18 | 
|---|---|---|---|
| 低音域 | タイトで十分(小〜中規模) | 量感・深さが増す | 大規模で真価 | 
| 機動力 | 最も高い(軽量) | 中程度 | 低い(大型) | 
| 向く現場 | 講演/小〜中規模ライブ | 中規模ライブ/屋外 | 大規模・深低域重視 | 
| 価格感 | 約10.0万円 | 約13.0万円 | 約17.0万円 | 
口コミの傾向
 
「運搬が楽で、設営も早い」
 
「小規模でも低域の存在感がしっかり」
 
「D-XSUBで現場に合わせやすい」
 
「より深いローは15/18インチが有利」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
 
  
  
  
  


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