[レビュー]YAMAHA HS4|小型でもレンジに余裕

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この記事でわかること

  • HS4低音域/解像度/広がり/駆動性/設置性の5軸で評価
  • HS3HS5との違い(レンジの余裕・設置自由度・入門適性)
  • デスク〜ニアフィールドの入門環境に向けたサイズ選びと調整ポイント

※本記事はまとめ記事①(スタジオモニター|HSシリーズ)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ YAMAHA HS/スタジオモニターおすすめ|サイズ別の違いと選び方【HS3/4/5/7/HS8S/MSP3A】

結論:小型でも“余裕”。HS4は入門〜デスク環境で扱いやすいフラット基調

HS4小型2ウェイのアクティブ・スタジオモニター。同サイズの中でもレンジの余裕と設置性が両立し、ニアフィールドでの基準作りに適します。背面のシンプルな補正でデスク置きのクセを抑えやすく、入門の一本として扱いやすい選択です。

仕様と価格(要点)

主要仕様と参考価格(執筆時点)
項目 内容
型番 HS4
タイプ 小型2ウェイ・アクティブ(ニアフィールド・デスク向け)
想定ユーザー DTM/配信入門・デスク常設/省スペースでフラット傾向を重視
主な特徴 扱いやすいサイズ感/背面簡易補正による設置適応/基礎練習や編集の基準作り
参考価格(執筆時点) 約2.5万円

出典:YAMAHA 公式商品情報/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)/カタログ記載寸法。

購入・価格チェック

HS4 評価(低音域2/解像度3/広がり3/駆動性5/設置性5) 低音域 解像度 広がり 駆動性 設置性

評価の算出根拠:メーカー公表データと設計要素、主要ECレビュー傾向を基準に5軸で比較。

実用レビュー

① 低音域:サイズ相応、量より“見通し”を優先

  • 極低域は控えめだが、中低域のまとまりでリズム把握は良好。小音量でも輪郭が残る。
  • HS5以上と比べると量感は控えめ。必要に応じて配置や吸音で机鳴りを抑えると聴き取りが安定。

② 解像度:入門用途に十分なフラット基調

  • 小型ながら中域の情報量がつかみやすい。ボーカルやセリフの明瞭度を基準化しやすい。
  • 高域は刺激が少なく、長時間作業でも聴き疲れにくいバランス。

③ 広がり:ニアでの定位重視

  • デスク距離の中央定位が作りやすい。左右の置き角を細かく詰めると音像がシャープに。
  • 反射の強い環境では、軽い吸音材を背面・側面に併用すると音場が整う。

④ 駆動性:アクティブで“繋いですぐ使える”

  • パワー内蔵でPC/インターフェイス直結が容易。レベル管理もシンプル。
  • 背面コントロールでデスク設置の補正が可能。初期導入のハードルが低い。

⑤ 設置性:小型ゆえの自由度が高い

  • 省スペース筐体でモニター台やスタンドに載せやすい。ディスプレイとの干渉も最小限。
  • ゴム足やパッド、軽量スタンドの併用で机振動を抑え、低域の見通しが改善。
注意・割り切りポイント

  • 低域量感はサイズ相応。量感を求めるならHS5やサブ併用を検討。
  • 設置誤差で音の印象が変わりやすい。左右対称・耳高さ合わせで基準化を。

比較(同帯YAMAHA):HS3/HS5とどっちを選ぶ?

項目 HS3 HS4 HS5
位置づけ 最小・省スペース最優先 小型でも余裕の入門基準 定番基準の一本
向く人 超省スペース/近接中心 デスク入門で扱いやすさ重視 レンジ拡張/本格入門
価格感 約2.0万円 約2.5万円 約2.8万円

口コミの傾向

満足の声アイコン「小音量でも定位がわかりやすい」

満足の声アイコン「サイズの割にレンジに余裕がある」

満足の声アイコン「デスクでも置きやすく調整が簡単」

不満の声アイコン「より低音が欲しいなら上位かサブ併用が必要」

※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。

まとめ:向く人/向かない人

  • 向く人:デスク中心のDTM/編集/初めてのモニター導入/省スペースでフラット基調を確保したい
  • 向かない人:低域量感を最優先(→ HS5/サブ併用)/大音量運用が多い(→ PAまとめ

※価格は時期・店舗で変動します。最新価格はリンク先でご確認ください。

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