この記事でわかること
- PIG-H300を沸騰/保温/安全/機能/静音の5軸で評価
- PIM-N300/PIS-N300/PIP-G300/PIQ-G300との違い(省エネ性能・装備・価格帯)
- 「3.0Lでも電気代をとにかく抑えたい」家庭に向けた選び方の要点
※本記事はまとめ記事①(大容量3.0L 電気ポット)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ タイガー 電気ポット大容量3.0Lクラスおすすめ|ファミリー向け上位モデルを比較
結論:「多少大きくても電気代重視」。PIG-H300は3.0Lクラスで省エネを極めた一本
PIG-H300は3.0L・蒸気レスVEまほうびん構造に、高真空2重+真空断熱材+ヒーター制御のトリプル断熱を組み合わせた省エネ最優先モデルです。保温温度を70/80/90/98℃の4段階から選べるため、使い方次第でさらに電気代を削れます。本体はやや大柄ですが、「一日じゅうお湯を使う大家族」や「光熱費をしっかり抑えたい家庭」にとって、最もランニングコストを抑えやすい選択肢です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | PIG-H300 |
| タイプ | 3.0L・電気ポット(蒸気レス/VEまほうびん保温) |
| 想定ユーザー | 1日を通してお湯をよく使う家庭/電気代・省エネを最優先したい大家族 |
| 主な特徴 | トリプル断熱構造で年間電気代を最小限に/4段階の保温温度設定(70/80/90/98℃)/3.0Lの大容量 |
| 参考価格(執筆時点) | 約2.7万円(参考価格) |
出典:タイガー 公式商品情報(PIG-H300|仕様・消費電力量)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 沸騰:スピードより“まとめ沸かし”前提の3.0L
- 消費電力は標準的なポットクラスで、ケトルのような速沸騰ではないものの、3.0Lをまとめて沸かす用途には十分なスピード感です。
- 沸騰後はVEまほうびん構造で熱を閉じ込める設計なので、「何度も沸かし直さない前提」で使うと真価を発揮します。
② 保温:トリプル断熱+4段階温調で省エネ性No.1
- 高真空2重+真空断熱材+ヒーター制御のトリプル断熱構造により、同容量帯でもトップクラスの低電気代を実現しています。
- 70/80/90/98℃の4段階保温で、普段は80℃、コーヒーのときだけ98℃といった使い分けがしやすく、光熱費コントロールに向きます。
③ 安全:蒸気レス構造で置き場所を選びにくい
- 蒸気を外にほとんど出さない蒸気レス構造のため、吊り戸棚の下やカウンター奥にも設置しやすく、結露リスクを抑えられます。
- 転倒お湯漏れ防止やロック付き給湯ボタンなど基本の安全装備もシリーズ水準で、子どもやペットのいる家庭でも扱いやすい設計です。
④ 機能:電気代コントロールに直結する温度設定
- 細かな温度設定ができないモデルもある中で、PIG-H300は使い道に合わせて70〜98℃を選べるのが大きな差別化ポイントです。
- 「白湯用に70℃」「インスタント麺用に90℃」など家族ごとのルールを決めておくと、無理なく節電モードを維持しやすくなります。
⑤ 静音:保温中は静か、沸騰時は一般的なポット並み
- 沸騰時は「コポコポ」とした音が出るものの、3.0Lクラスの電気ポットとしては標準的なレベルで、LDKでも気になりにくい印象です。
- 保温中はヒーターが細かく制御されるため動作音はほぼ気にならず、一日じゅうコンセントに差しっぱなしでもストレスが少なめです。
注意・割り切りポイント
- 本体は3.0L+トリプル断熱ゆえにサイズ・重量ともに大きめで、頻繁に持ち運ぶ使い方には向きません。
- 「最上位の操作性・表示機能」まで求めるなら、バックライト水量計やお湯計量機能を備えたPIM-N300も比較候補になります。
比較:PIM-N300/PIS-N300/PIP-G300/PIQ-G300とどっちを選ぶ?
| 項目 | PIM-N300 | PIS-N300 | PIG-H300 | PIP-G300 | PIQ-G300 |
|---|---|---|---|---|---|
| 位置づけ | デザイン+機能を極めた最上位 | 装備を絞った標準上位 | 省エネ最優先の省エネ特化機 | 一世代前の旧フラッグシップ | 価格重視のエントリーVEポット |
| 特徴 | お湯計量表示/水量バックライト/コードレス給湯 | 蒸気レスVE構造で安全・省エネのバランス良好 | トリプル断熱+4段階保温で年間電気代を徹底削減 | 旧デザイン・シンプル操作でコスパ寄り | 蒸気セーブ方式で一部蒸気が出る代わりに低価格 |
| 向く人 | 操作性・視認性も含めて「全部入り」が欲しい | 豪華機能は不要だが安全と価格のバランスを重視 | 3.0Lでも電気代を極力抑えたい大家族・在宅時間が長い家庭 | 型落ちでもよいので初期費用を抑えたい | まずは魔法瓶ポットを試したい/予算を最優先 |
| 価格感(参考) | 約2.6万円 | 約2.3万円 | 約2.7万円 | 約1.9万円 | 約1.7万円 |
口コミの傾向
「保温していても電気代があまり気にならない」
「温度を選べるので白湯やコーヒーをちょうど良く淹れられる」
「一日中つけっぱなしでも安心感がある」
「本体が重くてシンクまで持ち運ぶのが少し大変」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。


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