この記事でわかること
- SV78を冷却力/容量/温度安定/利便性/静音の5軸で評価
- SV155(155本・2温度)/ZERO CLASS Premium SB75(75本)との違い(大容量・安定性・設置性)
- 業務前提の“高冷却×2温度”を、設置しやすい筐体で導入したい人向けの要点
※本記事はまとめ記事④(大容量・PROクラス)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ さくら製作所 大容量セラーおすすめ|ZERO CLASS Premium & PRO(SV)を比較
結論:“強冷却×2温度”の実用解。SV78はプロ級の安定性を、置きやすいサイズで
SV78は78本・2温度(PRO CLASS)。上位譲りの高冷却と温度安定に加え、2温度の使い分けで日本酒/ワインを最適管理。大型すぎない筐体で導入しやすく、小規模店舗〜愛好家の本格運用に噛み合います。静音はプロ筐体相応ながら、総合力で“実用上位”の選択肢です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | SV78(PRO CLASS) |
| タイプ | 78本・2温度(上室/下室の独立温度管理) |
| 想定ユーザー | 小規模店舗・ワインバー・本格派の家庭用途/ワイン+日本酒の併用管理 |
| 主な特徴 | 強力冷却と温度安定/棚レイアウトの柔軟性/業務前提の堅牢筐体 |
| 参考価格(執筆時点) | 約18.0万円 |
価格は主要ECの実売レンジを基準に記載(時期・店舗で変動)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 冷却力:プロ級の立ち上がりと復帰が“速い”
- 強力コンプレッサー×放熱設計で庫内温度の立ち上がりが速い。開閉が続く時間帯も復帰が俊敏。
- 低温側の安定感が高く、日本酒の低温ストックでも香味のダレを抑えやすい。
② 容量:78本で“在庫回転+熟成”を両立
- 78本×2温度は小〜中規模の業務運用に現実的。1温度に寄せれば熟成に回せる本数も確保。
- ボトル径の太いものは棚位置の最適化で収まりやすく、無理のない積載に寄与。
③ 温度安定:上下室の“独立安定”で管理が明快
- 上室/下室を用途分けしても、設定温度の追従が素直。ピーク時間帯でもブレが小さい。
- ガラス扉越しでも庫内の気流が滞りにくく、棚のどこでも温度差が出にくい構成。
④ 利便性:2温度+棚可変で“現場まわり”が速い
- 棚の抜き差しで縦置き取り出し/ピッチ調整が容易。回転を止めない動線づくりに合う。
- 操作系は直感的で、スタッフ交代でも迷いにくい。日々の清掃もしやすい内装。
⑤ 静音:居住空間でも許容、静粛性は“業務相応”
- 通常運転は控えめだが、強冷却時の動作音はそれなり。バックヤードや離隔で最適。
- 設置時に放熱クリアランスを確保すると、動作音の立ち上がり頻度が低減しやすい。
注意・割り切りポイント
- 静音は家庭向け中位機より一段劣る。寝室隣接などの設置は避けたい。
- 棚ピッチ最適化には初期のレイアウト調整が前提。太瓶主体の場合は本数目安が減る。
比較(同帯さくら製作所)
| 項目 | SV155(155本) | ZERO CLASS Premium SB75(75本) | SV78(78本) |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 業務級・大容量のPRO | 高断熱・安定性重視のプレミアム | 強冷却×2温度の“実用上位” |
| 強み | 在庫抱えつつ高速復帰 | 長期保管の温度安定 | 設置しやすく運用柔軟 |
| 価格感 | 約25.5万円 | 約19.8万円 | 約18.0万円 |
口コミの傾向
「2温度で日本酒とワインの管理がしやすい」
「冷却の立ち上がりが速く営業中も安心」
「棚の調整で太瓶も収まりやすい」
「静音性は家庭向け機より劣る」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿は直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:小規模店舗・ワインバー/家庭の本格運用/日本酒+ワインを2温度で効率管理
- 向かない人:静音を最優先(→ ZERO Advance SA38)/より大容量が必要(→ SV155)


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