この記事でわかること
- OLED65B3PJAを画質/明るさ/音質/機能性/コスパの5軸で評価
- 65型まとめ(C5/C3/B4/B3/UT)における立ち位置と選び分け(映画中心・コスパ重視)
- 暗室寄りの映画視聴や週末シアターに最適化するポイント
※本記事はまとめ記事③(65型)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ LG 65型テレビおすすめ|有機EL C5/C3/B4/B3と液晶UTを徹底比較【買いどころ】
結論:映画重視でコスパ良。OLED65B3PJAは“黒の美しさ”を手頃に体験できる65型
OLED65B3PJAは65型・4K・有機EL(B3シリーズ)。最新上位のような高輝度は狙わず、暗部の沈みとコントラストを重視。映画中心・夜間視聴なら満足度が高く、価格と画の質の折り合いを付けたい人に向きます。一方で、明るいリビングでのHDRインパクトやゲーミング機能の充実度は上位(C5)に及ばないため、用途で選び分けが要点です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | OLED65B3PJA |
| タイプ | 65型・4K・有機EL(webOS搭載/主要VOD対応) |
| 想定ユーザー | 映画・配信メイン/夜間視聴が多い/価格を抑えつつ画質重視 |
| 主な特徴 | 有機ELの黒表現/スタンダードな映像処理/必要十分のスマート機能 |
| 参考価格(執筆時点) | 約15.8万円 |
出典:LG 公式情報(OLED B3シリーズ|主な仕様)/主要ECの商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 画質:有機ELの“黒の沈み”で映画が締まる
- 自発光の黒表現が強み。ナイトシーンや暗部の階調が破綻しにくく、映画・ドラマの没入感が高い。
- 色再現はナチュラル寄り。輪郭強調も過度でなく、肌の質感や陰影を自然に描くタイプ。
② 明るさ:暗室〜遮光カーテン環境なら十分
- HDRピークは上位(C5)ほどではないが、明かりを落とした部屋なら映える。直射の強い昼間は反射対策が鍵。
- 白全体の引き上げよりも、コントラスト感で魅せる方向性。
③ 音質:筐体相応。映像重視なら外部サウンド併用が効く
- 65型としては標準的。ニュース・バラエティは十分、映画はサウンドバー追加で迫力と定位が改善。
- 壁寄せ設置でもこもりは少ないが、設置面の反射で低域が変化する点は配慮を。
④ 機能性:必要十分のwebOS。ゲーム機能は基本形
- 主要VODアプリに対応し、操作は軽快。ホーム画面からのコンテンツ導線もわかりやすい。
- ゲームは低遅延モードなど基本を網羅。上位の細かなチューニングが欲しければC系を検討。
⑤ コスパ:価格がこなれて“65型有機ELの入口”に好適
- 約15.8万円で65型の有機EL体験。映画中心なら満足度が高く、コストと画の質の落とし所として優秀。
- 長期的に上位へ乗り換える計画がある場合でも、当面の主役機として抜け目が少ない。
注意・割り切りポイント
- 明るい昼間のHDRインパクトは上位より控えめ。日中リビング中心ならOLED65C5PJAの高輝度も比較。
- ゲーム機能の細かな調整や将来性重視ならOLED65C3PJAやOLED65B4PJAも検討。
比較:同じ65型のLG内でどれを選ぶ?
| 項目 | OLED65C5PJA | OLED65C3PJA | OLED65B4PJA | OLED65B3PJA |
|---|---|---|---|---|
| 位置づけ | 高輝度×機能充実の本命 | 価格と性能のバランス | 有機EL入門の定番 | 映画重視の節約解 |
| 向く人 | 明るい部屋/ゲーム機能重視 | 万能派・長く使う | 価格重視+暗室寄り | 夜間映画中心でコスパ重視 |
| 参考価格 | 約23.8万円 | 約19.8万円 | 約17.8万円 | 約15.8万円 |
口コミの傾向
「黒がしっかり沈んで映画が見やすい」
「夜に照明を落とすと一段と綺麗」
「日中の明るい部屋ではもう少し輝度が欲しい」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:夜間の映画・ドラマ中心/黒表現を重視/65型有機ELを手頃に導入したい
- 向かない人:日中の明るいリビング中心(→ OLED65C5PJA)/ゲーム機能を細かく追い込みたい(→ OLED65C3PJA)


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