この記事でわかること
- CineBeam HU80KSを明るさ/画質/低遅延/携帯性/静音の5軸で評価
- LG プロジェクター 5機種の横断比較(長焦点/UST/高輝度ビジネスの使い分け)
- リビング〜イベント持ち出しまで見据えた、可搬タワー型4Kの選び方
※本記事はまとめ記事(CineBeam/ProBeam)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ LG プロジェクターおすすめ比較【CineBeam/ProBeam 5機種】明るさ・画質・低遅延で選ぶ
結論:“持ち出せる大画面”。HU80KSは設置自由度と十分な明るさで、家でも外でも使いやすい
LG CineBeam HU80KSは可搬タワー型の長焦点4K。ハンドル付きの独自筐体で設置が手早く、2500〜3000lm級の明るさでリビングや簡易イベントにも対応。画質は標準DLP相応ながらHDR再生やwebOS系の使い勝手が良く、大画面入門〜ライト常設+持ち出しの両立に向きます。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | LG CineBeam HU80KS |
| タイプ | 長焦点/可搬タワー型 4K DLP(ハンドル付き・縦置き設計) |
| 想定ユーザー | リビング常設+別室・イベントへ持ち出し/大画面入門〜ライト運用 |
| 主な特徴 | 4K UHD/HDR対応/十分な明るさ/簡易オート設置/内蔵スピーカー |
| 参考価格(執筆時点) | 約24.8万円 |
出典:LG 公式情報(CineBeam HU80KS|仕様)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 明るさ:リビング兼用できる“見やすさ”
- 2500〜3000lm級で、カーテンありの昼間でも視認性をキープ。夜間は100〜120インチでも十分なコントラスト感。
- イベント持ち出しでも、照度をやや落とした環境なら資料投写や映像視聴が成立。
② 画質:標準DLP相応、HDRで映える
- 4K UHD(XPR)+HDR対応で精細感は良好。発色はニュートラル寄りで、映画もテレビ番組も違和感が少ない。
- 暗部の沈みは据え置き上位機に及ばない一方、明部階調の見通しは良くリビング視聴と相性が良い。
③ 低遅延:一般視聴〜軽いゲームに無理なく
- ゲームモードで入力遅延は標準的。カジュアルな据え置きゲームや動画アプリ中心なら快適。
- 対戦シューター等の競技志向には不向き。反応重視は上位の低遅延モデルを検討。
④ 携帯性:ハンドル付き“タワー型”の強み
- ハンドル一体型で移動が容易。縦置きで保管しやすく、別室・イベントへの持ち出しが現実的。
- 床置き・テーブル置きに柔軟対応。スクリーンまでの距離確保で画面サイズ調整もしやすい。
⑤ 静音:常用域は落ち着き、負荷時は控えめ
- 通常ファンノイズは中音量のTV下で気になりにくい。近接設置では吸排気のクリアランス確保が効く。
- 高輝度モード連続時は音量が上がるため、視聴環境と明るさのバランス調整がポイント。
注意・割り切りポイント
- UST(超短焦点)ではないため、スクリーンまでの距離が必要。壁からの投写距離を事前に確認。
- 画質重視の暗室シアターなら、据え置き上位のCineBeam HU810PBのコントラストが有利。
比較:同帯LGの候補と選び分け
| 項目 | CineBeam Q HU710PB | HU80KS | CineBeam HU810PB |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 超小型・省スペース | 可搬タワー型 | 据え置き本格シアター |
| 強み | 携帯性5/設置自由 | 明るさと携帯性のバランス | コントラスト・画質 |
| 向く人 | 机上・棚置き中心 | 家でも外でも使いたい | 暗室メインで画づくり重視 |
口コミの傾向
「持ち運びやすく、別室でもすぐ大画面にできる」
「明るさが十分で、リビングでも見やすい」
「セットアップが簡単、使い勝手が良い」
「暗室の黒表現は据え置き上位機に劣る」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:リビング常設+持ち出しを両立/設置の手軽さを最優先/イベント・別室でも大画面を使いたい
- 向かない人:暗室シアター画質を最優先(→ HU810PB)/机上サイズ最重視(→ CineBeam Q HU710PB)

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