この記事でわかること
- LG CineBeam HU810PBを明るさ/画質/低遅延/携帯性/静音の5軸で評価
- HU715QW(USTリビング)/HU80KS(可搬タワー)/CineBeam Q HU710PB(小型)との違い(設置性・画質傾向・用途)
- 暗室〜リビング兼用の“据え置き本命”として選ぶポイント
※本記事はまとめ記事(LG プロジェクター比較)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ LG プロジェクターおすすめ比較【CineBeam/ProBeam 5機種】明るさ・画質・低遅延で選ぶ
結論:“据え置き本命”。HU810PBはデュアルレーザーの高コントラストと色で、暗室シアターを底上げ
LG CineBeam HU810PBは長焦点・据え置きの4Kプロジェクター。デュアルレーザー×コントラスト制御で階調表現が豊か、リビングの遮光〜暗室のどちらでも映えるのが強み。レンズシフト/ズームで設置自由度も高く、映画・配信・ライブ映像中心のホームシアターをしっかり作りたい人に噛み合います。ゲームもこなせますが、最優先はあくまで画質とシアター体験です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | CineBeam HU810PB |
| タイプ | 4K(長焦点)・据え置き/レンズシフト対応/スマート機能 |
| 想定ユーザー | 暗室〜リビング兼用で高画質重視/映画・ライブ・配信中心+たまにゲーム |
| 主な特徴 | デュアルレーザーで高コントラスト/豊かな色再現/設置しやすい光学調整 |
| 参考価格(執筆時点) | 約27.5万円(※時期・店舗により変動します) |
出典:LG 公式商品情報(HU810PB|特徴・仕様)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 明るさ:リビングでも成立、遮光で“厚み”が出る
- デュアルレーザーによりクラス相応の高輝度。日中はカーテン併用で十分視聴可。
- 暗室では黒の沈みとハイライトの伸びが際立ち、HDR感のメリハリを体感しやすい。
② 画質:コントラスト重視の“映画向き”仕上がり
- 階調の粘りと色域の豊かさが見どころ。暗部の情報量が多く、実写・アニメともに映える。
- フィルム寄りのトーンが作りやすく、肌の質感や夜景のグラデーションが滑らか。
③ 低遅延:ライトゲーミングはOK、競技志向なら控えめ
- ゲームモードでの入力遅延は標準〜良好の域。RPGやアクションなら違和感少なめ。
- 競技性の高いFPS最優先なら、CineBeam Q HU710PBの“近距離&小型”環境も検討余地。
④ 携帯性:据え置き前提、レンズシフトで設置は柔軟
- サイズ・重量は常設向け。ただしレンズシフト/ズームで投写位置の追い込みはしやすい。
- 可搬性が必要なら、取っ手付きのHU80KSが有利。
⑤ 静音:視聴距離を取れば気になりにくい
- ファンノイズは控えめ〜中庸。映像と音量次第で実使用時は目立ちにくい。
- 換気・クリアランスを守ると、さらに安定した静音性が得られる。
注意・割り切りポイント
- USTのようにスクリーン直前設置は不可。HU715QW(UST)と用途を明確に分けたい。
- ゲーム最優先ではない。映画・動画の画作りを楽しむ据え置き志向に向く。
比較:HU715QW/HU80KS/CineBeam Q HU710PBとどっちを選ぶ?
| 項目 | HU715QW(UST) | HU80KS(可搬) | CineBeam Q HU710PB(小型) | HU810PB(長焦点) |
|---|---|---|---|---|
| 設置性 | 壁前USTで省スペース | 取っ手付きで持ち運び可 | 超小型・短距離で机上OK | 据え置き・レンズシフト対応 |
| 画質傾向 | リビング適性と利便性 | 標準DLP寄り | パーソナル向けバランス | 高コントラスト・色表現重視 |
| 価格感 | 約43.8万円 | 約24.8万円 | 約14.9万円 | 約27.5万円 |
口コミの傾向
「黒の沈みと階調が良く映画が映える」
「レンズシフトで設置が組みやすい」
「ファン音は視聴距離で気にならない」
「USTのような“手前置き”はできない」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。


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