この記事でわかること
- ハイカットミル K-61005を味再現/静音/清掃/速度/多機能の5軸で評価
- 業務用まとめ(ハイカット/ニューカット/KDM)内での立ち位置と、タテ型 K-61007/ニューカットミル K-61023との違い
- 喫茶・カフェのバックヤード〜豆売り併用店に向けた要点(スピード・運用性・メンテ)
※本記事はまとめ記事②(業務用|高出力ミル)の特化レビューです。家庭用の比較は下記から。
→ カリタ 家庭用電動コーヒーミルおすすめ|NEXT G2/ナイスカットGほか徹底比較
結論:“速度と安定”。K-61005は500g/分級の処理能力で、日々の仕込みを止めない
ハイカットミル K-61005は業務用の定番カットミル。高出力モーターと堅牢な構造で、日々の大量挽きを安定してこなします。味の均一性は上々、スピード重視の店舗運用に最適。静音性・多機能は標準ですが、“王道の速さと耐久”を求めるなら第一候補です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | K-61005(ハイカットミル) |
| タイプ | 業務用/高出力カットミル(受缶式・横排出) |
| 想定ユーザー | 喫茶・カフェのバックヤード/豆売りと抽出用を併用する店舗 |
| 主な特徴 | 約500g/分級の高速処理/均一な挽き/堅牢ボディで安定稼働 |
| 参考価格(執筆時点) | 約12.7万円(※時期・店舗により変動します) |
出典:主要EC商品ページ(価格レンジ確認)/公開仕様(処理能力・構造)を基に要点を整理。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 味再現:カット方式らしい“均一寄り”で幅広い抽出に
- フラット系のカットで粒度の揃いが良好。ドリップ〜サイフォンの主力機として扱いやすい。
- 極細〜粗挽きまでの調整幅は実用十分。ブレンドの切り替えでも味の再現性が安定します。
② 静音:出力相応の音量。バックヤード運用で気になりにくい
- 高出力ゆえ動作音は中程度。接客カウンターから距離を取れる配置だと運用しやすい。
- 設置面を安定させ、防振マット併用で体感ノイズを低減できます。
③ 清掃:受缶まわり中心に“日次のひと拭き”で維持
- 粉の付着は標準的。受缶・吐出口のブラッシングで日次清掃が完了しやすい。
- 分解清掃は定期タームで。粉溜まりを抑えると静電付着も軽減できます。
④ 速度:仕込み時間を圧縮。大量処理の“柱”に
- 約500g/分級の処理で、開店前の仕込みやピークの追加挽きがスムーズ。
- 豆売り〜提供用を1台でこなす店でも、回転を止めずに運用しやすい速さです。
⑤ 多機能:シンプル構成で“壊れにくい”を優先
- 袋ハサミや縦受缶などの付加機能は非搭載。一方で構成が簡潔で稼働安定・保守容易。
- 袋詰め運用が多いなら、K-61007(タテ型)やK-61023(袋ハサミ)も検討。
注意・割り切りポイント
- 接客至近での使用は音量に配慮(配置工夫・下敷きで対策)。
- 袋詰め主体の店舗は付加機能の有無で上位機と比較検討を。
- 微粉や残留粉を抑えるには、日次の吐出口ケアをルーティン化。
比較(同帯カリタ)
| 項目 | ハイカットミル タテ型 K-61007 | ニューカットミル 袋ハサミ K-61023 | ハイカットミル K-61005 |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 縦受缶で袋詰め・省スペース | 低騒音寄り+袋ハサミ | 王道の高出力スタンダード |
| 強み | 袋に落としやすい/設置自由度 | 対面販売に配慮/静音性 | 高速処理と稼働安定 |
| 価格感 | 約13.2万円 | 約11.6万円 | 約12.7万円 |
口コミの傾向
「挽きの速さで仕込み時間が短縮」
「均一で味が安定、抽出が合わせやすい」
「構造がシンプルで壊れにくい」
「接客近くでは音が気になる」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。


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