この記事でわかること
- ニューカットミル 袋ハサミタイプ K-61023を味再現/静音/清掃/速度/多機能の5軸で評価
- ハイカットミル K-61005/ハイカットミル タテ型 K-61007/KDM-300GRとの違い(静音性・袋詰め運用・設置性)
- 喫茶・カフェの対面販売/小売量り売りに向けた選び方の要点
※本記事はまとめ記事②(業務用|高出力ミル&セルフタイプ)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ カリタ 業務用コーヒーミルおすすめ|ハイカットミル/ニューカットミル/KDMを比較
結論:“低騒音×袋ハサミ”。K-61023は対面販売の実務をスムーズにする業務用の最適解
K-61023はニューカット方式×袋ハサミ搭載で、振動・騒音を抑えつつ高い処理速度を両立。香味を崩しにくい安定した粒度と、レジ横・店内での運用に配慮した静音性が特長です。袋詰めの手際が良く、対面接客や量り売りで効率を上げたい現場に噛み合います。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | ニューカットミル 袋ハサミタイプ K-61023 |
| タイプ | 業務用カットミル(袋ハサミ搭載/対面販売向け) |
| 想定ユーザー | 喫茶・カフェの店頭量り売り/静音性重視の小売スペース |
| 主な特徴 | 低騒音カット方式/高速処理/袋ハサミで粉の受け渡しがスムーズ |
| 参考価格(執筆時点) | 約11.6万円 |
出典:カリタ 公式商品情報/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 味再現:均一性と発熱抑制で“ブレにくい”
- カット方式で微粉の出方が安定。抽出での再現性が高く、ドリップ〜ペーパー中心の店使いに馴染む。
- 過度な発熱が出にくいため、香味の抜けを抑えやすいのが実運用での利点。
② 静音:店内対面でも会話を遮りにくい
- 振動・騒音の低減設計で、カウンター横でも落ち着いた動作音。
- ピーク帯の連続運転でも耳障りな高音が出にくい印象。空間演出を崩しにくい。
③ 清掃:日常の粉払いは簡便。定期メンテで安定運用
- 投入口〜排出口の粉残りが少なめで、エアダスターやブラシでのデイリー清掃が行いやすい。
- 定期的な分解清掃で内部の付着をリセット。月次メンテの運用ルール化を推奨。
④ 速度:業務帯の処理能力で待ち時間を短縮
- 業務用クラスの高速処理で、注文集中時の列をさばきやすい。
- 粗挽き〜中細までの切替も実用速度を維持し、回転待ちのストレスが少ない。
⑤ 多機能:袋ハサミで“受け渡しの手際”が向上
- 袋ハサミで排出口に袋を固定しやすく、粉漏れ・こぼれを低減。スタッフの工数を削減。
- 店頭の量り売り・受け渡しの再現性が上がり、接客クオリティの均一化に寄与。
注意・割り切りポイント
- 縦受缶のような省スペース性は専用機に劣る。設置の奥行・高さは事前に確認を。
- 静音は業務用として優秀だが無音ではない。カウンター配置は防振マット等で最適化を。
比較:同帯カリタでどれを選ぶ?
| 項目 | K-61005 | K-61007 | K-61023 | KDM-300GR |
|---|---|---|---|---|
| 位置づけ | 王道の高性能ミル | 縦受缶で袋詰め容易 | 低騒音+袋ハサミ | セルフ運用向け |
| 注力ポイント | 処理安定・高速 | 省スペース運用 | 対面販売の手際 | 安全機構・大量処理 |
| 価格感 | 約12.7万円 | 約13.2万円 | 約11.6万円 | 約20.4万円 |
口コミの傾向
「静かで店内でも使いやすい」
「袋ハサミが便利でこぼれにくい」
「粒度の揃いがよく抽出が安定」
「設置スペースにやや余裕が必要」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。


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