この記事でわかること
- CM-50を味再現/静音/清掃/速度/多機能の5軸で評価
- C-90(セラミック臼式)/KPG-40(超小型)との違い(均一性・使い勝手・価格感)
- 「まずは電動で手軽に」という入門層に向けた選び方の要点
※本記事はまとめ記事①(家庭用|電動ミル&小型)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ カリタ 家庭用電動コーヒーミルおすすめ|NEXT G2/ナイスカットGほか徹底比較
結論:“まずは挽ける”を最小コストで。CM-50は気軽に電動デビューできるプロペラ式
CM-50はプロペラ式の電動コーヒーミル。粒度の均一性や再現性は臼式に劣りますが、低価格・小型・手入れ簡単で、ドリップ入門の“とりあえず1台”として最適。毎朝の1〜2杯をサッと用意したい人や、まずは挽きたて体験を始めたい人に噛み合います。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | CM-50 |
| タイプ | プロペラ式・電動(少量挽き向け) |
| 想定ユーザー | 電動入門/1〜2杯中心/価格最優先で“挽きたて”を体験したい人 |
| 主な特徴 | 低価格・小型・操作が簡単/掃除しやすいシンプル構造 |
| 参考価格(執筆時点) | 約0.5万円 |
出典:カリタ 公式商品情報/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 味再現:均一性は必要十分の“入門水準”
- カッターで豆を刻むプロペラ式。抽出の再現性は臼式に劣る一方、ドリップ中細挽き〜中挽きで家庭用なら許容範囲。
- 抽出時は粉の微粉比率を意識。ペーパーを厚手にする/湯量をやや控えめにするなどで安定度が上がります。
② 静音:一般的な騒音感。短時間稼働で負担は少なめ
- 駆動音は一般的な小型モーター相当。稼働が短時間なので体感負担は小さめ。
- キッチンマットや木板で共振対策をすると耳障りさが軽減します。
③ 清掃:シンプル構造でサッと完了
- 粉受けや内部がシンプルで、刷毛やブロワで短時間清掃が可能。
- 静電気による付着は出やすい傾向。抽出前に容器を軽く湿らせるなどで抑制できます。
④ 速度:1〜2杯なら十分に速い
- 挽き時間は短く、朝の一杯を素早く用意できる速度感。
- 多杯数連続はモーター負荷増。数十秒のインターバルを挟むと安心です。
⑤ 多機能:割り切りの“シンプル特化”
- 粒度ダイヤルや静電除去などの付加機能は非搭載。まずは挽ければ十分という人向け。
- 後から臼式へ買い替え・併用のステップにもつなげやすい価格感です。
注意・割り切りポイント
比較:同帯カリタでどれを選ぶ?
| 項目 | C-90 | KPG-40 | CM-50 |
|---|---|---|---|
| 方式 | セラミック臼式(9段階) | プロペラ式(小容量) | プロペラ式 |
| 強み | 均一性と風味の安定 | 片手で素早く・省スペース | 最小コストで電動導入 |
| 価格感 | 約1.2万円 | 約0.3万円 | 約0.5万円 |
口コミの傾向
「価格が手頃で電動入門にちょうどいい」
「小さくて片付けやすい/掃除が簡単」
「音は普通。稼働時間が短いので気になりにくい」
「粒度の均一性は限界がある」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:まずは電動で手軽に始めたい/1〜2杯中心/価格最優先で入門したい
- 向かない人:風味の再現性や均一性を重視(→ C-90/NEXT G2)/夜間の超静音や粉飛び抑制を求める(→ NEXT G2(RB))


コメント