この記事でわかること
- C-90を味再現/静音/清掃/速度/多機能の5軸で評価
- CM-50(プロペラ式)/KPG-40(コンパクト電動)との違い(風味の安定・手入れ性・容量感)
- 「金属臭を避けたい」「まずは家庭用で均一性を高めたい」人に向けた選び方の要点
※本記事はまとめ記事①(家庭用|電動ミル&小型)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ カリタ 家庭用電動コーヒーミルおすすめ|NEXT G2/ナイスカットGほか徹底比較
結論:“セラミック臼で安定”。C-90は入門から一歩進んだ均一性を手頃に
カリタ C-90はセラミック臼歯・9段階調整の家庭用電動ミル。プロペラ式より粉の均一性と風味の安定に優れ、金属臭を避けたい人やドリップ中心の初めての臼式に好適。静音・清掃・速度は標準で、日常使いのバランス重視に向きます。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | C-90 |
| タイプ | 家庭用電動・セラミック臼歯・9段階粒度(ドリップ〜中細挽き目安) |
| 想定ユーザー | 入門〜中級のドリップ派/金属臭を避けたい/手入れはシンプルに済ませたい |
| 主な特徴 | セラミック臼で風味の安定/9段階ダイヤル調整/扱いやすいコンパクト設計 |
| 参考価格(執筆時点) | 約1.2万円(参考価格・執筆時点) |
出典:カリタ 商品情報/主要ECの商品ページ(価格レンジ・粒度段階の確認)より整理。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 味再現:セラミック臼で“金属臭レス”、均一性は入門から前進
- プロペラ式に比べ粒度のバラつきが抑えやすい臼式。ハンドドリップの雑味が軽減しやすい。
- セラミック臼歯は金属臭が出にくく、浅煎り〜中煎りの香りを素直に引き出せます。
② 静音:一般的な家庭用レベル。賃貸の朝晩でも使いやすい
- 動作音は同クラス標準。集合住宅でも時間帯配慮で気兼ねなく使える範囲。
- 設置面に滑り止めマットを敷くと振動の伝播が抑えられ、体感音が下がります。
③ 清掃:ブラシ清掃中心でOK。粉残りは都度リセット
- 臼室は付属ブラシでの乾拭きが基本。油脂が気になる場合は数回の空回しで粉を落とすと楽。
- 容器・フタは乾いた布で拭き上げると静電付着を抑制。定期的に分解せずとも維持しやすい設計。
④ 速度:1杯分なら短時間で完了。使い勝手は“日常十分”
- 一般的な家庭量(10〜30g)なら待ち時間は短め。連続運転は小休止を挟むと安心。
- 粉受け容量は家庭用途に最適化。毎朝のドリップにストレスが少ない速さです。
⑤ 多機能:必要十分の9段階。細挽き過多や特別機能は求めない設計
- 9段階ダイヤルはドリップ域の合わせ込みが容易。極細挽きやエスプレッソ専用の調整幅は非対象。
- 静電気除去機構などの付加は割り切り。価格を抑えて本質の挽きに集中したモデル。
注意・割り切りポイント
- 極細〜微粉管理がシビアなエスプレッソ用途は非推奨。ドリップ中心で真価。
- 静電気は季節で増減。容器の乾拭き・軽いミスト加湿で付着を軽減できます。
比較:CM-50/KPG-40とどっちを選ぶ?
| 項目 | CM-50 | KPG-40 | C-90 |
|---|---|---|---|
| 方式 | プロペラ式 | 小型電動(プロペラ) | セラミック臼式 |
| 風味の安定 | 入門向け | 入門向け | ドリップで安定 |
| 手入れ | 簡便 | 簡便 | ブラシ中心で容易 |
| 価格感 | 約0.5万円 | 約0.3万円 | 約1.2万円 |
口コミの傾向
「セラミック臼で金属臭がなく、香りが素直に出る」
「9段階で好みの粗さに合わせやすい」
「掃除が簡単で毎日使いやすい」
「極細挽きは難しく、エスプレッソ用途には不向き」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。


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