この記事でわかること
- LIBRA EGSN-8を味再現/静音/清掃/速度/多機能の5軸で評価
- V60 EVCN-8-B(静電気対策×39段階)/スマートG EMSGN-2B[クリア](2WAY携帯)/スマートG EMSG-2B(2WAY定番)/電動ミル・スイッチ EMCS-5(入門)との違い
※本記事はまとめ記事(HARIO 電動コーヒーミルおすすめ5選)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ HARIO 電動コーヒーミルおすすめ5選|LIBRA/V60/SmartG/スイッチ比較【味・静音・清掃・速度】
結論:“計量一体で一台完結”。LIBRAは精密な味再現と時短を両立する最上位機
LIBRA EGSN-8はスケール一体のグラインド・バイ・ウェイト対応。設定量を自動計量→そのまま挽けるため、抽出の再現性と準備の時短が同時に実現します。取り外し可能なスケール単体利用、デジタル50段階調整のフラット刃で浅煎りの透過〜濃いめのアレンジまで幅広くカバー。サイズは大きめですが、“計量・挽き・記録”が一台で完結する多機能ハイエンドです。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | LIBRA EGSN-8 |
| タイプ | 電動フラット刃・デジタル50段階調整/スケール一体(着脱可) |
| 主な特徴 | グラインド・バイ・ウェイト自動計量/フラット刃で均一性重視/レシピ再現性の高いUI |
| 参考価格(執筆時点) | 約10.6万円 |
出典:HARIO 公式商品情報(LIBRA EGSN-8|機能・仕様)/主要ECの商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 味再現:フラット刃×デジタル50段階で“狙い通り”に近づく
- フラット刃の均一性と、微調整しやすい50段階の相性がよく、浅煎りの透過〜濃厚エスプレッソ寄りまで粒度レンジが広い。
- 重量指定の自動計量で粉量ブレを抑制。抽出レシピの再現が楽になり、カップの安定感が増す。
② 静音:ハイパワー相応で“普通”。設置と運転時間で体感を最適化
- 出力・刃径相応の作動音はあるが、短時間で挽き終えるためトータルのストレスは少なめ。
- ホッパーの豆量や設置面の共振を抑えると、体感ノイズはさらに低減できる。
③ 清掃:粉残りは許容範囲。静電気対策と定期ブローで維持
- 内部設計は実用的だが、微粉の付着はゼロではない。付属ブラシやエアブローで定期ケアを。
- スケール部は着脱式で拭き取り容易。粉受け周りの清掃ルーティンを作ると快適。
④ 速度:大径×高トルクで“待ち時間が短い”
- 出力と刃構造のバランスが良く、1〜2杯は一気に完了。朝のバタつきでも時短に貢献。
- 粗挽き〜中細挽きでも粒度の揃いと速度を両立しやすい。
⑤ 多機能:計量一体・着脱スケールで“ワークフローがシンプル”
- グラインド・バイ・ウェイトでセット→挽くまでが最短動線に。レシピ切り替えもスムーズ。
- スケール単体運用やデジタルUIの視認性が高く、日々の記録とも相性がよい。
注意・割り切りポイント
- 本体サイズと重量は大きめ。キッチンの設置スペースと動線を事前に確認。
- 価格はハイエンド帯。計量一体の再現性・時短価値を重視しないなら、V60 EVCN-8-BやスマートG EMSGN-2B[クリア]も有力。
比較:V60 EVCN-8-B/スマートGとどっちを選ぶ?
| 項目 | V60 EVCN-8-B | スマートG EMSGN-2B[クリア] | LIBRA EGSN-8 |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 実用バランス(静電気対策×39段階) | 携帯2WAY・充電式 | 計量一体の最上位 |
| 強み | 粉飛び抑制と日常の扱いやすさ | 軽量・アウトドア対応・手挽き併用 | 再現性・速度・多機能の三拍子 |
| 価格感 | 約1.4万円 | 約1.1万円 | 約10.6万円 |
口コミの傾向
「狙った量で安定して挽けるのでレシピ再現が楽」
「50段階調整で好みの粒度が見つけやすい」
「速度が速く、朝の準備が短くなった」
「サイズと価格のハードルは高め」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:抽出の再現性を最優先/“計量〜挽き”を一台で完結したい/浅煎り〜深煎りまで幅広く楽しむ
- 向かない人:初期費用を抑えたい(→ V60 EVCN-8-B)/携帯性重視(→ スマートG EMSGN-2B[クリア])

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